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ボリュームペアの設定
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隠蔽モード(-m noread)を使用しないでください。
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オンライン中のペアボリューム操作
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-S指定のペアボリュームの分割
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正・副ボリュームに差分がある状態でペア状態の解除(-Sオプション)を指定すると,副ボリュームへ差分が反映されないで分割されるため,データベースの内容が不整合になります。分割前に,正・副ボリュームの内容が完全に一致していることを確認してください。
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ペア再同期のリストア機能
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HiRDB稼働中にリストア機能を使用ないでください。
オンライン再編成などの更新処理は,必ず正ボリューム側で実行してください。
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副ボリュームから正ボリュームにデータをコピーする間はオリジナルRDエリアにアクセスできません。
VG管理している場合pairresyncのリストア(-restore)を実行すると,正ボリュームのPVIDが書き換わるため正ボリュームのPVID変更操作が必要になります。
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ペアボリューム操作時のRDエリアの状態
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オリジナルRDエリア
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ペア分割時は正ボリュームのオリジナルRDエリアの更新内容が,完全にディスクへ反映されている必要があります。pdholdコマンドでオリジナルRDエリアを閉塞クローズするか,静止化(バックアップ閉塞)状態にしてください。
UNIXファイルシステムの場合,オリジナルRDエリア閉塞後,サーバキャッシュをディスクに書き出してください。
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レプリカRDエリア
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必ずpdholdコマンドで閉塞かつクローズ状態にします。
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副ボリュームの実体がないまたは非活性化状態でHiRDBがアクセスすると,RDエリアが障害閉塞します。この場合,副ボリュームをアクセス可能にして閉塞を解除してください。
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ペアボリューム操作時のVG管理
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ペア生成
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〈手順〉
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pvcreate
副ボリュームPV作成
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mkdir
副ボリュームのディレクトリ作成
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mknod
副ボリュームのボリュームグループ作成
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vgcreate
副ボリュームのVG作成
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lvcreate
副ボリュームのLV作成
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vgexport -v -m
副ボリュームのVG情報退避
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paircreate
ペア生成
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ペア分割
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〈手順〉
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pdhold -r orign -b
オリジナルRDエリア静止化
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pairsplit
ペアボリューム分割
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pairevtwait -s psus
ペア分割の待ち合わせ
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vgchgid
副ボリュームのPVID変更
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vgimport -v -m
副ボリュームのVG情報作成
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vgchange -a y
副ボリュームのVG活性化
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chown
オーナーの変更
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pdrels -r
オリジナルRDエリアオリジナルRDエリア静止化解除
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pdrels -r replica -o
レプリカRDエリアの閉塞解除オープン
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ペア再同期
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副ボリュームのVGを非活性化します。
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副ボリュームのVGを削除しVG情報を退避します。
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〈手順〉
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pdhold -r replica -c
レプリカRDエリアの閉塞クローズ
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vgchange -a n
副ボリュームのVG非活性化
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vgexport -v -m
副ボリュームVG情報削除と退避
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pairresync
ペアボリューム再同期
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pairevtwait -s pair
ペア状態の待ち合わせ
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mkdir
副ボリュームディレクトリ作成
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mknod
副ボリュームのボリュームグループ作成
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レプリカRDエリアのオープン属性
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INITIAL
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DEFER
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HiRDB稼働中(オンライン中)にボリュームの統合・分割を繰り返し実行するためには,RDエリアをコマンド閉塞かつクローズ状態にしたあとでpdpfreshコマンドを実行してください。
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HiRDBが一度アクセスしたRDエリアをHiRDBから完全に切り離すためには,アクセスしたプロセスがすべて終了している必要があります。
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SCHEDULE
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pdpfreshコマンドを実行しなくても,HiRDB稼働中(オンライン中)にボリュームの統合・分割を繰り返し実行できます。システム共通定義(pdsys)に「pd_lv_mirror_use = Y」を指定すると,すべてのレプリカRDエリアのオープン属性を自動的に「SCHEDULE」属性にできます。
ただし,プロセスの開始時と終了時に,RDエリアのオープン・クローズ処理が毎回実行されます。レプリカRDエリアの閉塞解除時,オープン指定(pdrels -o)をするか,または閉塞なしのクローズ状態の場合はオープンコマンド(pdopen)を実行することで,オーバヘッドを削減できます。
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RDエリアをコマンド閉塞かつクローズ状態にすることで,HiRDBから完全に切り離すことができます。
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HiRDBの開始・終了
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系切り替え
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実行系での副ボリュームであるVGの操作を待機系に同期して反映し,両系でボリュームの状態を一致させてください。
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副ボリュームの運用を待機系に引き継がせるため,副ボリュームのVGの操作前にHAモニタの制御から副ボリュームを削除し,副ボリュームのVGの操作後にHAモニタの共有リソースとして,副ボリュームを追加する操作が必要です。
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系切り替え運用の詳細については,マニュアル「高信頼化システム監視機能 HAモニタ」を参照してください。
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〈ペア分割の手順〉
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[実行系]pdhold -r orign -b
オリジナルRDエリアの静止化
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pairsplit
ペアボリュームの分割
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[実行系]vgchgid
副ボリュームのPVID変更
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[実行系]vgimport -v -m
副ボリュームのVG情報作成
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[実行系]chown
オーナーの変更
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[待機系]vgimport -v -m
副ボリュームのVG情報作成
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[待機系]chown
オーナーの変更
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[実行系]vgchange -a y
副ボリュームのVG活性化
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mondevice
副ボリュームをHAモニタの共有リソースに追加
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[実行系]pdrels -r replica -o
レプリカRDエリアの閉塞解除オープン
〈ペア再同期の手順〉
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[実行系]pdhold -r replica -c
レプリカRDエリアの閉塞クローズ
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mondevice
副ボリュームをHAモニタの共有リソースから削除
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[実行系]vgchange -a n
副ボリュームのVG非活性化
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[実行系]vgexport -v -m
副ボリュームVG情報削除と退避
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[実行系]mkdir
副ボリュームディレクトリ作成
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[実行系]mknod
副ボリュームのボリュームグループ作成
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[待機系]vgexport -v -m
副ボリュームVG情報削除と退避
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[待機系]mkdir
副ボリュームディレクトリ作成
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[待機系]mknod
副ボリュームのボリュームグループ作成
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pairresync
ペアボリューム再同期
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オフラインでのペアボリューム操作
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ペア再同期のリストア機能
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副ボリュームからのデータ反映前に正ボリュームのVGを削除します。
リストア機能で副側からデータを反映後,ペア分割し,正ボリュームのVGを再作成してください。
UNIXファイルシステムの場合,リストア実行前にサーバキャッシュをディスクに書き出してください。
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〈手順〉
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vgchange -a n
正ボリュームのVG 非活性化
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vgexport -v -m
正ボリュームVG情報削除
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pairresync -restore
ペア再同期(副→正コピー)
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pairevtwait -s pair
ペア状態の待ち合わせ
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pairsplit
ペア分割
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pairevtwait -s psus
ペア分割の待ち合わせ
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vgchgid
正ボリュームのPVID変更
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mkdir
正ボリュームのディレクトリ作成
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mknod
正ボリュームのボリュームグループ作成
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vgimport -v -m
正ボリュームのVG情報を回復する
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vgchange -a y
正ボリュームのVG 活性化
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chown
オーナーの変更
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