3.1.1 機能
データベース初期設定ユティリティは,各ファイルをHiRDBのデータベースとして使用するために,物理構成の設定をするユティリティです。HiRDBのデータベースは,各種のRDエリアの集合で構成されています。また,RDエリアは一つ又は複数のHiRDBファイルで構成されています。
データベース初期設定ユティリティを実行する場合は,あらかじめHiRDBファイルを作成するためのHiRDBファイルシステム領域を初期設定しておく必要があります。HiRDBファイルシステムの初期設定については,pdfmkfsコマンドを参照してください。
データベース初期設定ユティリティには,次の二つの機能があります。
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各RDエリアを初期化し,同時にマスタディレクトリ及びデータディレクトリを生成します。さらに,データディクショナリ用RDエリアにHiRDB固有の資源,及び各種権限を管理するためのディクショナリ表も作成します。
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データベースのシステム定義をします。
データベース初期設定ユティリティ(pdinit)の概要を次の図に示します。