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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)


2.107.1 pdsetenvの形式と規則

〈この項の構成〉

(1) 機能

HiRDBユニットの環境を設定します。

(2) 実行者

スーパユーザが実行できます。

(3) 形式

 pdsetenv -v {recom|v0904}

(4) オプション

(a) -v {recom|v0904}

HiRDBではバージョンごとにシステム定義オペランドの省略値を変更しています。このオプションにオペランド省略時動作を指定します。

recom:推奨モード

v0904:0904互換モード

HiRDBシステム内のすべてのユニットで,同じ値を指定してユニットごとに実行してください。

(5) 規則

  1. pdsetenvコマンドは,HiRDBが停止中のときだけ実行できます。

  2. pdsetenvコマンドは,各サーバマシンで実行してください。

  3. HiRDB運用コマンドの実行に必要な環境変数PDDIR,PDCONFPATH,LD_LIBRARY_PATH(HP-UXではSHLIB_PATH,AIXではLIBPATH)に,pdsetenvコマンドの設定対象とするHiRDB運用ディレクトリのものを指定してから,pdsetenvコマンドを実行してください。

(6) 注意事項

  1. pdsetenvコマンドのリターンコードを次に示します。

    0:正常終了

    8:異常終了

  2. pdsetenvコマンドは,HiRDBをセットアップした直後,又はHiRDBを正常終了した後のオフライン状態で実行してください。正常終了していない場合,HiRDBの起動に失敗することがあります。

  3. pdsetenvコマンドとHiRDBのコマンドを同時に実行しないでください。

  4. pdsetenvコマンドは,pdsetupコマンドのオプションで指定するHiRDBユニットの環境設定をコマンドで変更するためのものです。通常はpdsetupコマンドにオプションを指定して,HiRDBユニットの環境を設定してください。