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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)


1.1.2 コマンドの記述形式

コマンドの記述形式を次に示します。

 コマンド名 オプション コマンド引数
〈この項の構成〉

(1) コマンド名

コマンド名は,実行するコマンドのファイル名称です。

ファイル名称をコマンドとして使用するため,コマンド実行者の環境の環境変数PDDIRに,HiRDB運用ディレクトリを絶対パス名で指定する必要があります。

HiRDBのコマンドを実行するために,実行者は自分の環境に次の環境変数を指定します。

PDDIR

HiRDB運用ディレクトリを絶対パス名で指定します。

PDCONFPATH:

HiRDBシステム定義ファイルを格納するディレクトリを絶対パス名で指定します。

PATH:

$PDDIR/binをPATHに加えます。

SHLIB_PATH:

$PDDIR/libをSHLIB_PATHに加えます。

(2) オプション

オプションで指定するのは,コマンドの操作そのものを修飾するか,又は操作の対象物を特定するために,対象物を修飾するかのどちらかです。

次の説明中で使用するcmdは,コマンド名称を示します。

(3) コマンド引数

コマンド引数は,コマンド操作の直接の対象となるものを指定します。対象物を修飾指定する場合,オプションで対象物を指定します。

コマンド引数として制御文ファイルを指定した場合,特に明記しないかぎり通常ファイルを対象とします。