ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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10.3.5 sort文ソート用ワークディレクトリの情報の記述)

インデクス一括作成モード(-i c)の場合,インデクスを作成するために使用するソート用ワークファイルの情報を指定します。

<適用基準>
システム定義のpd_tmp_directoryオペランド及び環境変数TMPDIRを指定していない場合,sort文は,/tmpディレクトリの容量不足を発生させないようにするため,できるだけ指定してください。

<規則>
  1. sort文を省略した場合,インデクス格納RDエリアがあるサーバの,表「pdrbalがサーバでファイルを出力するディレクトリ」に示すディレクトリが仮定されます。
  2. ソート用ワークファイルは,pdrbalの処理終了後に自動的に削除されます。
  3. HiRDB/シングルサーバの場合,一つだけsort文を指定します。
    HiRDB/パラレルサーバの場合,ALTER TABLEで追加したインデクス格納用RDエリアがあるサーバの数だけsort文を指定します。
<この項の構成>
(1) 形式
(2) 説明
(3) 注意事項

(1) 形式

 
 sort 〔サーバ名〕 ディレクトリ名
 

(2) 説明

(a) サーバ名

   〜<識別子>((1〜8))

ソート用ワークファイルを作成するサーバの名称を指定します。

HiRDB/シングルサーバの場合,サーバ名は指定しないでください。

(b) ディレクトリ名

   〜<パス名>

ソート用ワークファイルを作成するディレクトリの名称を,絶対パス名で指定します。

(3) 注意事項

sort文に指定するディレクトリには,NFSを割り当てないでください。NFSを割り当てると,ソート用ワークファイルの容量がローカルファイル使用時の2倍必要となります。また,ソート用ワークファイルが残るなどの問題が発生します。