ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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8.4.2 目的別の参照先一覧

ユーザが実行するリロードの形態によって,指定するオプション,制御文が異なります。

(1)のオプション,及び制御文は必ず指定してください。(2)〜(4)で該当する項目があれば,その参照先にあるものが関連するオプション,及び制御文となります。なお,オプションについては,「オプション」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 必ず指定する項目
(2) リロードする表の属性によって指定する項目
(3) アンロードデータファイル,又はLOBデータのアンロードファイルの種別によって指定する項目
(4) リロードの方法によって指定する項目

(1) 必ず指定する項目

項目 参照先
オプション 制御文
pdrorgの処理内容 -k reld
ユーザが定義した表のアンロード(省略時仮定値が-c userなので省略できます) -c user
リロードする表の名称 -t
制御文を記述したファイル 制御情報ファイル名
アンロードデータファイルの情報 unload文

(凡例)−:該当しません。

(2) リロードする表の属性によって指定する項目

項目 参照先
オプション 制御文
インデクスが定義されている場合 -i index文
-o idxwork文
sort文
LOB列がある場合 -j lobunld文
プラグインが提供する抽象データ型列(LOB属性)がある場合 -j reld_func文
制約定義がある場合 constraint文
インナレプリカ機能を使用している場合 -q

(凡例)−:該当しません。

(3) アンロードデータファイル,又はLOBデータのアンロードファイルの種別によって指定する項目

項目 参照先
オプション 制御文
ファイルを一本化している場合(アンロード時に-gオプションを指定している場合) -g
EasyMTを使用している場合 -f mtguide文
emtdef文
HiRDBファイルを使用している場合 -f

(凡例)−:該当しません。

(4) リロードの方法によって指定する項目

項目 参照先
オプション 制御文
横分割表の場合で,特定のRDエリアにだけリロードしたい場合 -r
データベース更新ログを取得する場合,又は取得しない場合 -l
大量データのリロードの場合に,同期点を指定したいとき option文
pdrorgの実行時間を監視したい場合 option文
pdrorgを実行するユーザの認可識別子を,環境変数PDUSER設定値以外に変更したい場合※1 -u
グローバルバッファを使用しないで,ローカルバッファを使って一括入出力のリロードをしたい場合※2 -n
リロードの実行状態のメッセージ出力間隔を,10万行単位以外にしたい場合 -m
インフォメーションメッセージの出力を抑止したい場合
サーバ間通信の応答時間を監視したい場合 -X
表データを別表に移行したい場合 tblname文
表データ中の空白文字コードを統一したい場合 option文
リロード時に,表,及びインデクスの空き領域比率を変更したい場合※3 option文

(凡例)−:該当しません。

注※1
省略した場合は,環境変数PDUSERの設定値が仮定されます。環境変数PDUSERを設定していない場合は,ログインウィンドウのユーザ名が仮定されます。

注※2
一括入出力ページ数を指定すると,指定したページ数単位で一括入出力をするので,I/O回数を削減できます。

注※3
pdrorg実行時にRDエリアの容量不足が発生した場合,暫定的にRDエリアを拡張しないで処理を完了できます(ただし,空き領域比率が0の表,及びインデクスを除く)。