ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

[目次][索引][前へ][次へ]

5.4.7 sort文ソート用ワークディレクトリの情報の記述

B-treeインデクスがある表に対して,インデクス一括作成モードでデータロードをする場合,ソート用ワークファイルの情報(ファイルの作成ディレクトリなど)を指定します。

<適用基準>
システム定義のpd_tmp_directoryオペランド及び環境変数TMPDIRを指定していない場合,sort文は,/tmpディレクトリの容量不足を発生させないよう,できるだけ指定するようにしてください。

<規則>
  1. sort文を省略した場合,ソート用ワークファイルはインデクス格納RDエリアがあるサーバの,表「pdloadがファイルを出力するディレクトリ」に示すディレクトリに作成されます。
  2. 表にプラグインインデクスだけが定義されている場合,指定しても無視されます。
  3. ソート用ワークファイルは,pdloadの処理終了後に自動的に削除されます。
  4. sort文は,次の数だけ指定できます。
    【HiRDB/シングルサーバの場合】
    一つだけsort文を指定します。
    【HiRDB/パラレルサーバの場合】
    分割格納された表のインデクスの場合,分割格納先のサーバの数だけsort文を指定します。分割格納された表のインデクスの場合でも,RDエリア単位にデータロードする場合には,一つだけsort文を指定します。また,分割格納しないインデクスの場合も,一つだけsort文を指定します。
<この項の構成>
(1) 形式
(2) 説明
(3) 注意事項

(1) 形式

 
 sort 〔サーバ名〕 ディレクトリ名
 

(2) 説明

(a) サーバ名

   〜<識別子>((1〜8))

ソート用ワークファイルを作成するサーバの名称を指定します。

【HiRDB/シングルサーバの場合】
HiRDB/シングルサーバの場合は指定しないでください。シングルサーバの名称を指定しても無視されます。

【HiRDB/パラレルサーバの場合】
ソート用ワークファイルを作成するサーバの名称を指定します。
(b) ディレクトリ名

   〜<パス名>

ソート用ワークファイルを作成するディレクトリの名称を,絶対パス名で指定します。

(3) 注意事項

sort文に指定するディレクトリには,NFSを割り当てないでください。NFSを割り当てると,ソート用ワークファイルの容量がローカルファイル使用時の2倍必要となります。また,ソート用ワークファイルが残るなどの問題が発生します。