ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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2.117 pdstsswapステータスファイルのスワップ

<この節の構成>
(1) 機能
(2) 実行者
(3) 形式
(4) オプション
(5) 規則
(6) 注意事項

(1) 機能

ステータスファイルをスワップします。現用のステータスファイルを予備にして,予備のステータスファイルを現用にします。

(2) 実行者

HiRDB管理者が実行できます。

(3) 形式

(a) HiRDB/シングルサーバの場合

ユニット用ステータスファイル
 
 pdstsswap 〔{-x ホスト名|-u ユニット識別子}〕
 

サーバ用ステータスファイル
 
 pdstsswap -s サーバ名
 

 

(b) HiRDB/パラレルサーバの場合

ユニット用ステータスファイル
 
 pdstsswap {-x ホスト名|-u ユニット識別子}
 

サーバ用ステータスファイル
 
 pdstsswap -s サーバ名
 

(4) オプション

(a) {-x ホスト名|-u ユニット識別子}

ユニット用ステータスファイルをスワップする場合,ユニット用ステータスファイルに対応するホストのホスト名,又はユニットのユニット識別子を指定します。HiRDB/シングルサーバの場合,自ホスト又は自ユニットに固定されているので省略できます。

-x ホスト名 〜<識別子>((1〜32))
ユニット用ステータスファイルに対応するホストのホスト名を指定します。

-u ユニット識別子 〜<識別子>((4文字))
ユニット用ステータスファイルに対応するユニットのユニット識別子を指定します。
(b) -s サーバ名 〜<識別子>((1〜8))

サーバ用ステータスファイルをスワップする場合,サーバ用ステータスファイルに対応するサーバの名称を指定します。

(5) 規則

  1. pdstsswapコマンドは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。
  2. pdstsswapコマンドは,シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。

(6) 注意事項

  1. pdstsswapコマンドのリターンコードを次に示します。
    0:正常終了
    8:異常終了(オプション指定不正,rsh失敗など)
  2. pdstsswapコマンドの結果は,pdlsコマンド(-d sts指定)で確認できます。
  3. ログ同期方式のリアルタイムSANレプリケーションを適用している場合,コマンドを実行したサイトによってスワップ対象のステータスファイルが異なります。
    • 業務サイトの場合
      正ステータスファイルをスワップ対象とします。副ステータスファイルに対してはスワップできません。
    • ログ適用サイトの場合
      副ステータスファイルをスワップ対象とします。正ステータスファイルに対してはスワップできません。