ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)
pdrbkコマンドは,グローバルトランザクションを構成している各トランザクションブランチが,何らかの要因(通信障害など)でトランザクションを決着できない場合に,強制的にトランザクションをロールバックするときに使用します。この場合,ほかのトランザクションとの不整合を発生させないために,グローバルトランザクション内のほかのトランザクションもロールバックしなければなりません。
pdrbkコマンドは,「pdls -d trn」コマンドを実行して表示された情報中のトランザクション第1状態がREADYでトランザクション第2状態がpのトランザクションを,強制的にロールバックします。
HiRDB管理者が実行できます。
pdrbk 〔{-x ホスト名|-u ユニット識別子}〕 〔-s サーバ名〕 {-A|-t トランザクション識別子} |
pdrbk {-x ホスト名|-u ユニット識別子} 〔-s サーバ名〕 {-A|-t トランザクション識別子} |
該当するトランザクションがあるホストのホスト名,又はユニットのユニット識別子を指定します。
ユニットに複数のサーバがある場合,サーバを特定するときにサーバ名を指定します。省略した場合,対象となるホスト内のすべてのサーバを対象とします。
-sオプションで指定したサーバ内のトランザクションで,READY状態で回復処理待ち状態のすべてのトランザクションをロールバックする場合に指定します。
READY状態で回復処理待ち状態のトランザクションをロールバックする場合に,トランザクション識別子を指定します。
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