ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)
HiRDBシステム内に定義してある表,インデクス,ビュー表,ストアドプロシジャ,及びトリガの定義系SQLを生成します。
生成された定義系SQLは,データベース定義ユティリティの入力ファイルとして利用できます。pddefrevコマンドは,内部的にディクショナリ搬出入ユティリティ(pdexp)を起動して定義系SQLを生成します。
DBA権限を持つユーザ,又は表の所有者が実行できます。
pddefrev -f 制御文ファイル名 -o 定義系SQL出力ファイル名 〔-w ワークディレクトリ名〕 〔-W 実行監視時間〕 |
定義系SQLを生成したい表やストアドプロシジャを指定した制御文ファイルを指定します。制御文ファイルの内容については,「9. ディクショナリ搬出入ユティリティ(pdexp)」を参照してください。
生成した定義系SQLを出力するファイルの名称を,絶対パス名で指定します。指定したファイルが既にある場合は上書きし,ない場合は新規に作成します。
pddefrevコマンドの内部でディクショナリの搬出をするときに作成する搬出ファイルを,一時的に格納するディレクトリを絶対パス名で指定します。省略した場合は,次に示すディレクトリにファイルを作成します。
| -wオプションの指定 | システム定義のpd_tmp_directoryオペランドの指定 | ||
|---|---|---|---|
| あり | なし | ||
| 環境変数TMPDIRの指定 | |||
| あり | なし | ||
| あり | -wオプションに指定したディレクトリ | ||
| なし | pd_tmp_directoryに指定したディレクトリ | TMPDIRに指定したディレクトリ | /tmpディレクトリ |
なお,作成される搬出ファイルの名称は次のようになります。
pddefrev.exp.HHMMSS
HHMMSSには,ローカル時刻が設定されます。
pddefrevコマンドの実行時間を監視する場合に,その監視時間を分単位で指定します。このオプションに指定する値の目安や動作については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム定義」のシステム共通定義pd_cmd_exec_timeオペランドの説明を参照してください。
なお,このオプションに0を指定した場合は,監視を行いません。
また,このオプションを省略した場合は,システム共通定義のpd_cmd_exec_timeオペランドの指定値に従います。
| 種別 | インデクス定義 | コメント定義 | 生成される定義系SQL |
|---|---|---|---|
| 実表 | あり | あり | CREATE TABLE CREATE INDEX COMMENT |
| なし | CREATE TABLE CREATE INDEX |
||
| なし | あり | CREATE TABLE COMMENT |
|
| なし | CREATE TABLE | ||
| ビュー表 | − | あり | CREATE VIEW COMMENT |
| なし | CREATE VIEW | ||
| ストアドプロシジャ | − | − | CREATE PROCEDURE |
| トリガ | − | − | CREATE TRIGGER |
(凡例)−:該当しません。
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