Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


21.6.1 例題1(全RDエリアをバックアップ取得時点に回復する場合)

システム用RDエリアを含む全RDエリアをバックアップ取得時点に回復します。バックアップは,システム単位で取得したバックアップ(全RDエリアを対象としたバックアップ)があります。

〈この項の構成〉

(1) pdstopコマンドでHiRDBを正常終了します

pdstop

HiRDBを正常終了できない場合は,pdstop -fコマンドで強制終了します。なお,既にHiRDBが異常終了している場合は,この手順は必要ありません。

(2) ほかの製品のリストア機能で全RDエリアを回復します

ほかの製品のリストア機能で全RDエリアを回復します。

(3) pdstartコマンドでHiRDBを正常開始します

pdstart

(1)の手順でHiRDBを正常終了できなかった場合は,HiRDBを開始する前にシステムログファイル,シンクポイントダンプファイル,及びステータスファイルを初期化してください。

システムログファイル,及びシンクポイントダンプファイルを初期化しない場合,一部のファイルがクローズ状態となることがあります。この場合,クローズ状態となったファイルについては,「システムログファイルに障害が発生したときの対処方法」を参照し,使用できる状態にしてください。