Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


20.22 ローカルバッファを使用して共用表を更新した場合に障害が発生したときの対処方法(HiRDB/パラレルサーバ限定)

実行者 HiRDB管理者

ローカルバッファを使用して共用表を更新する場合は,LOCK TABLEを使用してください。次に示す条件をすべて満たす場合にサーバプロセスが異常終了すると,アボートコードPhb3008が出力されて,ユニットが異常終了することがあります。

これらの条件をすべて満たす場合,サーバプロセスの異常終了時に更新ページがあると,トランザクション回復プロセスで回復処理ができないことがあります。その場合,ユニットの再開始時に回復処理を行います。ローカルバッファを使用して共用表を更新(LOCK TABLE指定なし)する場合に障害が発生したときのHiRDBの処理と対処方法を次の表に示します。

表20‒26 ローカルバッファを使用して共用表を更新(LOCK TABLE指定なし)する場合に障害が発生したときのHiRDBの処理と対処方法

サーバプロセスの異常終了要因

サーバプロセスの異常終了時に更新ページがある場合のHiRDBの処理

HiRDB管理者の処置

PDSWAITTIMEオーバ

アボートコードPhb3008が出力されて,ユニットが異常終了することがあります。

ユニットが異常終了した場合は,ユニットを再開始してください。

PDCWAITTIMEオーバ

pdcancelコマンドの実行

アボート

HiRDBの矛盾検知によるアボートなどが該当します。

上記以外

SIGSEGV,SIGBUS,外部からのシグナル受信,exit,そのほかの予期しない障害などが該当します。

PDSWATCHTIMEオーバによるサーバプロセスの異常終了時に更新ページがあってもHiRDBは異常終了しません。