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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


20.18.4 注意事項

  1. データベース再編成ユティリティを再実行する前にRDエリアの再初期化やPURGE TABLE文を実行すると,設定されていた同期点情報がなくなります。この場合,再度実行しても同期点指定の再実行とは扱われません。

  2. LOB列構成基表に対する同期点指定の再編成実行中にユティリティが異常終了した場合,ユティリティの再実行時にCLRを指定してください。CLRを指定しないと,再編成したのにLOB列の検索性能が低下することがあります。

  3. 次に示すファイル名称を明示していない場合,データベース再編成ユティリティがファイルを自動的に作成します。

    • インデクス情報ファイル

    • エラー情報ファイル

    データベース再編成ユティリティが異常終了すると,これらのファイルがディスク上に残ります。再実行時,データベース再編成ユティリティは新しい名称でファイルを作成するため,異常終了時のファイルが残ったままディスクを圧迫する原因になります。このため,再実行前にこれらのファイルを削除してください。

  4. データベース再編成ユティリティ実行時(-k rorg)に異常終了した場合,異常終了した状態を表のステータスとして設定します。この状態で,データベース再編成ユティリティを再実行(-k rorg)すると,この表のステータスを基に異常終了した続きから処理を再開始し,処理完了時に表のステータスをクリアします。

    インデクス作成中に再編成ユティリティが異常終了した後,インデクスを一括作成(-k ixmk)した場合は,この表のステータスをクリアしません。このため,インデクス一括作成でインデクスをロードした場合は,option制御文にtblstatusオペランドを指定した再編成(-k rorg)を実行して,表のステータスを変更してください。この操作を実行しないと,表のステータスがインデクス作成中にユティリティが異常終了した状態のままとなります。