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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


20.17.5 システムログファイルをアンロード済み状態に変更する方法

システムログファイルをアンロード済み状態に変更する方法を説明します。

〈この項の構成〉

(1) システムログをアンロードする運用の場合

手順を例題形式で説明します。

例題

バックエンドサーバ(bes1)のシステムログファイルをアンロード済み状態に変更します。

手順
  1. pdloglsコマンドを実行して,システムログファイルの状態を確認してください。

    [図データ]

    Status欄がu又はaのシステムログファイルが,アンロード待ち状態のシステムログファイルです。この例の場合,log002〜log005のシステムログファイルがアンロード待ち状態です。

  2. pdlogunldコマンドを実行して,システムログのアンロードを行ってください。

    pdlogunld -d sys -s bes1 -g log002 -o /hirdb/unload_dir/log2unld
    pdlogunld -d sys -s bes1 -g log003 -o /hirdb/unload_dir/log3unld
    pdlogunld -d sys -s bes1 -g log004 -o /hirdb/unload_dir/log4unld
    pdlogunld -d sys -s bes1 -g log005 -o /hirdb/unload_dir/log5unld

    1で確認したアンロード待ち状態のシステムログファイルに対して,pdlogunldコマンドを実行します。

  3. pdloglsコマンドを実行して,システムログファイルの状態を確認してください。

    [図データ]

    Status欄が−又はeのシステムログファイルが,アンロード済み状態のシステムログファイルです。この例の場合,log002〜log005のシステムログファイルが,アンロード待ち状態からアンロード済み状態に変わっています。

(2) アンロードレスシステムログ運用の場合

手順を例題形式で説明します。

なお,手順は二つあります。ログポイント以降のシステムログファイルを使用する場合は手順1を,ログポイント以降のシステムログファイルを使用しない場合は手順2を実施してください。

例題

バックエンドサーバ(bes1)のシステムログファイルをアンロード済み状態に変更します。

手順1(ログポイント以降のシステムログファイルを使用する場合)
  1. pdloglsコマンドを実行して,システムログファイルの状態を確認してください。

    [図データ]

    Status欄がu又はaのシステムログファイルが,アンロード待ち状態のシステムログファイルです。この例の場合,log002〜log005のシステムログファイルがアンロード待ち状態です。

  2. pdlogchgコマンドを実行して,システムログファイルの状態を変更してください。

    pdlogchg -d sys -s bes1 -z /hirdb/logpoint_dir/logpoint

    -zオプションにログポイント情報ファイルを指定します。ログポイントより古いすべてのシステムログファイルの状態が変わります。

  3. pdloglsコマンドを実行して,システムログファイルの状態を確認してください。

    [図データ]

    Status欄が−又はeのシステムログファイルが,アンロード済み状態のシステムログファイルです。

    この例の場合,log002及びlog003のシステムログファイルが,アンロード待ち状態からアンロード済み状態に変わっています。log004及びlog005のシステムログファイルは,ログポイント以降のシステムログファイル(データベースの回復時に必要となるシステムログファイル)のため,アンロード待ち状態のままとなります。

手順2(ログポイント以降のシステムログファイルを使用しない場合)
  1. pdloglsコマンドを実行して,システムログファイルの状態を確認してください。

    [図データ]

    Status欄がu又はaのシステムログファイルが,アンロード待ち状態のシステムログファイルです。この例の場合,log002〜log005のシステムログファイルがアンロード待ち状態です。

  2. pdlogchgコマンドを実行して,システムログファイルの状態を変更してください。

    pdlogchg -d sys -s bes1 -g log002
    pdlogchg -d sys -s bes1 -g log003
    pdlogchg -d sys -s bes1 -g log004
    pdlogchg -d sys -s bes1 -g log005

    pdlogchgコマンドを実行すると,システムログファイルの状態が強制的にアンロード待ち状態からアンロード済み状態に変わります。

  3. pdloglsコマンドを実行して,システムログファイルの状態を確認してください。

    [図データ]

    Status欄が−又はeのシステムログファイルが,アンロード済み状態のシステムログファイルです。この例の場合,log002〜log005のシステムログファイルが,アンロード待ち状態からアンロード済み状態に変わっています。