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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


20.9.4 データ連動用連絡ファイルに障害が発生したときの対処方法(HiRDB Datareplicator)

HiRDBの処理

HiRDB Datareplicator連携を実行しているときに,抽出状態の連絡に使用しているデータ連動用連絡ファイルが初期化されたり,データ連動用連絡ファイルのオープンエラーや入出力エラーが発生すると,データ連動ができなくなります。HiRDBがデータ連動用連絡ファイルの障害を検知した場合,HiRDB Datareplicator連携を中止して,HiRDBだけで運用を続行します。

HiRDB管理者の処置

次に示す手順でこの状態に対処してください。

〈手順〉
  1. pdls -d rplコマンドを入力して,HiRDBユニットがHiRDB Datareplicator連携を実行中かどうかを確認してください。

  2. 実行中であれば,pdrplstopコマンドを入力してHiRDB Datareplicator連携を終了させてください。

  3. データ連動用連絡ファイルの障害が取り除いてください。

  4. HiRDB Datareplicator連携を再開始する場合は,pdrplstartコマンドを入力してください。

注※

HiRDB Datareplicator連携をいったん中止すると,データ連動の対象となっている抽出側データベースと反映側データベースとの間で不整合が生じるため,pdrplstartコマンドを入力する前に,必ず抽出側データベースを基に反映側データベースを再作成してください。反映側データベースの再作成については,マニュアル「HiRDBデータ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 8」を参照してください。