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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


15.12.1 物理エラー検知時ユニットダウン機能とは

HiRDBは,稼働中にRDエリアに障害が発生すると,障害が発生したRDエリアを障害閉塞させることで影響範囲を局所化して,処理を続行します。しかし,RDエリアが少ないシステムの場合,障害が発生したRDエリアだけを障害閉塞させても業務全体が停止することがあります。この場合,業務を再開するには障害閉塞したRDエリアを回復する必要があります。

物理エラー検知時ユニットダウン機能を使用すると,障害が発生したRDエリアを障害閉塞しないで,ユニットダウンさせることができます(ただし,マスタディレクトリ用RDエリアの場合は,物理エラー検知時ユニットダウン機能を使用していなくても障害閉塞しないでユニットダウンします)。ユニットダウンすることで,ユニットを再開始する前に物理エラーによる障害閉塞の要因を取り除くことができ,RDエリアが障害閉塞することによる回復作業を回避できます。