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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


14.7.4 インデクス格納RDエリアがあるディスクに障害が発生したときの回復例

例題
  • インデクスが定義されている表のリロードをしていました。このとき,インデクス格納RDエリアがあるディスクに障害が発生したため,インデクスの一括作成処理中にエラーが発生しました。

  • プラグインインデクスが定義されている表に,追加モードでデータロードをしていました。このとき,インデクス格納RDエリアがあるディスクに障害が発生したため,プラグインインデクスの一括作成処理中にエラーが発生しました。

このとき,データは次に示すようになっています。

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) メッセージを確認します

データロードの場合はKFPL00703-Iメッセージが出力されているかを確認してください。リロードの場合はKFPL00714-I又はKFPL00734-Iメッセージが出力されているかを確認してください。出力されていれば表データは完成状態になっているため,pdrelsコマンドで表データ格納RDエリア(RDAREA1)の閉塞状態を解除してください。この操作は,ログレスモードでリロード(データロード)をしたときだけ必要になります。

pdrels -r RDAREA1

(2) ディスク障害を対策します

ディスク障害の対策を実施してください。

(3) pdholdコマンドでインデクス格納RDエリアを閉塞します

pdhold -r RDAREA2

この操作は,ログ取得モード又は更新前ログ取得モードでリロード(データロード)をしたときだけ必要になります。

(4) pdrstrコマンドでインデクス格納RDエリアを回復します

インデクス格納RDエリア(RDAREA2)を回復してください。RDエリアの回復方法については,「データベースの回復方法」を参照してください。

なお,RDエリアを回復した後もRDエリアの閉塞を解除しないでください。

(5) pdrorgコマンドでインデクスを再作成します

pdrorg -k ixrc -t TABLE1 /pdrorg/rorg05

(6) インデクス格納RDエリアのバックアップを取得します

更新前ログ取得モード(省略値)でインデクスを再作成したため,インデクス格納RDエリア(RDAREA2)のバックアップを取得してください。バックアップの取得方法については,「例題8(RDエリア単位にバックアップを取得する場合)」を参照してください。

(7) pdrelsコマンドでRDエリアの閉塞を解除します

pdrels -r RDAREA2

コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 9 コマンドリファレンス」を参照してください。