13.3.7 例題7(ログレスモードで再編成する場合)
横分割表(TABLE1)を表単位で再編成します。再編成するときの条件は次のとおりです。
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TABLE1はユーザ用RDエリア(RDAREA1〜RDAREA2)に横分割されています。
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TABLE1にはインデクス(INDEX1)が定義されています。INDEX1はユーザ用RDエリア(RDAREA3〜RDAREA4)に横分割されています。
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表を再編成するときにインデクスを一括作成(省略値)します。
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ログレスモードで表を再編成します。
- 〈手順〉
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pdholdコマンドで再編成対象RDエリアを閉塞します。
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再編成対象RDエリアのバックアップを取得します。
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pdrorgコマンドの制御文ファイルを作成します。
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pdrorgコマンドで表を再編成します。
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再編成対象RDエリアのバックアップを取得します。
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pdrelsコマンドでRDエリアの閉塞を解除します。
手順の数字はこの後で説明している( )レベルに対応しています。例えば,3の操作は(3)で説明しています。
- ポイント
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ログレスモードでpdrorgコマンドを実行するため,pdrorgコマンドの実行前にバックアップを取得する必要があります。pdrorgコマンドが異常終了した場合,このバックアップを使用してRDエリアを回復します。ただし,ある条件下ではバックアップを取得する必要がありません。その条件については,「再編成の前にバックアップを取得しないでよい場合」を参照してください。
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ログレスモードでpdrorgコマンドを実行するため,pdrorgコマンドの実行後(手順5)にバックアップを取得する必要があります。
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ログレスモードでpdrorgコマンドを実行するため,前記の手順1〜5の間は再編成対象RDエリアを閉塞したままにしてください。
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- 〈この項の構成〉
(1) pdholdコマンドで再編成対象RDエリアを閉塞します
pdhold -r RDAREA1,RDAREA2,RDAREA3,RDAREA4
(2) 再編成対象RDエリアのバックアップを取得します
再編成対象RDエリア(RDAREA1〜RDAREA4)のバックアップを取得してください。バックアップの取得方法については,「例題8(RDエリア単位にバックアップを取得する場合)」を参照してください。
(3) pdrorgコマンドの制御文ファイルを作成します
制御文ファイル(/pdrorg/rorg01)の内容を次に示します。
(a) HiRDB/シングルサーバの場合
unload /pdrorg/unfile1 1 idxwork /pdrorg/idxwork 2 sort /sortwork 3
- 〔説明〕
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アンロードデータファイルの名称を指定します。
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インデクス情報ファイル作成用のディレクトリ名を指定します。このディレクトリ下にインデクス情報ファイルが作成されます。
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ソート用ワークディレクトリの名称を指定します。
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(b) HiRDB/パラレルサーバの場合
unload bes1:/pdrorg/unfile1 1 idxwork bes1 /pdrorg/idxwork 2 sort bes1 /sortwork 3 unload bes2:/pdrorg/unfile2 4 idxwork bes2 /pdrorg/idxwork 5 sort bes2 /sortwork 6
- 〔説明〕
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アンロードデータファイル(bes1用)の名称を指定します。
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インデクス情報ファイル作成用(bes1用)のディレクトリ名を指定します。このディレクトリ下にインデクス情報ファイルが作成されます。
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ソート用ワークディレクトリ(bes1用)の名称を指定します。
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アンロードデータファイル(bes2用)の名称を指定します。
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インデクス情報ファイル作成用(bes2用)のディレクトリ名を指定します。このディレクトリ下にインデクス情報ファイルが作成されます。
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ソート用ワークディレクトリ(bes2用)の名称を指定します。
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(4) pdrorgコマンドで表を再編成します
pdrorg -k rorg -t TABLE1 -l n /pdrorg/rorg01
- 〔説明〕
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インデクス(INDEX1)も同時に再作成するため,-iオプションを省略してインデクス一括作成モードでインデクスを一括作成します。
-k:再編成をするためrorgを指定します。
-t:再編成する表の名称を指定します。
-l:ログ取得方式にn(ログレスモード)を指定します。
/pdrorg/rorg01:(3)で作成したpdrorgコマンドの制御文ファイル名を指定します。
(5) 再編成対象RDエリアのバックアップを取得します
再編成対象RDエリア(RDAREA1〜RDAREA4)のバックアップを取得してください。バックアップの取得方法については,「例題8(RDエリア単位にバックアップを取得する場合)」を参照してください。
(6) pdrelsコマンドでRDエリアの閉塞を解除します
pdrels -r RDAREA1,RDAREA2,RDAREA3,RDAREA4
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 9 コマンドリファレンス」を参照してください。