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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


8.11 リソースの使用率の監視

次の表に示すリソースの使用率がある一定の値に達した場合に,警告メッセージを出力できます。警告メッセージを出力するかどうかは,システム共通定義のオペランドで指定します。また,これらのオペランドで警告メッセージの出力契機を指定できます。例えば,リソースの使用率が90%に達したときに警告メッセージを出力できます。

表8‒10 使用率を監視できるリソース

指定するオペランド

使用率を監視できるリソース

出力する警告

メッセージ

pd_max_users_wrn_pnt

pd_max_usersオペランドで指定した最大同時接続数

KFPS05123-W

pd_max_access_tables_wrn_pnt

pd_max_access_tablesオペランドで指定した同時アクセス可能実表数

pd_max_rdarea_no_wrn_pnt

pd_max_rdarea_noオペランドで指定したRDエリアの最大数

pd_max_file_no_wrn_pnt

pd_max_file_noオペランドで指定したRDエリアを構成するHiRDBファイルの最大数

pdwork_wrn_pnt

pdworkオペランドで指定した作業表用ファイル用のHiRDBファイルシステム領域

pd_max_list_users_wrn_pnt

pd_max_list_usersで指定したリスト作成ユーザ数

pd_max_list_count_wrn_pnt

pd_max_list_countで指定した1ユーザ当たりのリスト作成数

pd_aud_file_wrn_pnt

スワップ先にできない監査証跡ファイル数

pd_rdarea_list_no_wrn_pnt

サーバ内のリスト作成数

KFPH22023-W

注※

pd_watch_resource = AUTOを指定すると,表「使用率を監視できるリソース」に示すリソースの使用率が80%を超えるとメッセージが出力されます。この場合,表「使用率を監視できるリソース」に示す各オペランドを指定する必要はありません。メッセージの出力契機を変更したい場合(80%以外にしたい場合)に,各オペランドで出力契機を指定してください。