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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


6.4.7 例題7(サーバ単位にバックアップを取得する場合)

HiRDB/パラレルサーバの稼働中に,バックエンドサーバ(bes1)下のRDエリアを対象としたバックアップを取得します。アンロードレスシステムログ運用をしているため,同時にログポイント情報ファイルも取得します。

〈この項の構成〉

(1) バックアップ取得対象サーバのシステムログファイルをpdlogswapコマンドでスワップさせます

データベース回復時に必要なシステムログを物理的に分けるために,システムログファイルをスワップさせます。(2)で取得するバックアップを使用してRDエリアを回復する場合は,これ以降に取得したシステムログ(これ以降,現用になったファイルのシステムログ)が入力情報になります。

pdlogswap -d sys -s bes1 -w

(2) pdcopyコマンドでサーバ単位のバックアップを取得します

pdcopy -m /rdarea/mast/mast01 -M r -s bes1 -b /pdcopy/backup01
-z /pdcopy/logpoint01 -p /pdcopy/list01
〔説明〕

-m:マスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名称を指定します。

-M:バックアップ取得モードに参照可能モードを指定します。

-s:バックエンドサーバ(bes1)下のRDエリアのバックアップを取得することを指定します。

-b:バックアップファイル名を指定します。

-z:ログポイント情報ファイル名を指定します。アンロードレスシステムログ運用及び自動ログアンロード機能を使用している場合に指定します。

-p:pdcopyコマンドの実行結果リストの出力ファイル名を指定します。

コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 9 コマンドリファレンス」を参照してください。