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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


4.3.3 HiRDBの稼働中にシンクポイントダンプファイルの容量を大きく(小さく)する場合

シンクポイントダンプファイルの容量不足が発生した場合,次に示す手順でシンクポイントダンプファイルの容量を大きくしてください。

〈手順〉
  1. pdloglsコマンドでシンクポイントダンプファイルの状態を確認します。

    pdlogls -d spd -s b001

  2. pdlogclsコマンドで上書きできる状態のファイルを予約にします。

    pdlogcls -d spd -s b001 -g syncfg01

  3. pdlogrmコマンドで予約ファイルを削除します。

    pdlogrm -d spd -s b001 -f /sysfile01/sync01

  4. pdloginitコマンドで,3で削除したシンクポイントダンプファイルを再作成します。

    このとき,レコード数を変更前のシンクポイントダンプファイルより大きくしてください。ファイル容量を小さくする場合はレコード数を小さくしてください。

    pdloginit -d spd -s b001 -f /sysfile01/sync01 -n 5000

  5. pdlogopenコマンドで,4で作成したシンクポイントダンプファイルを上書きできる状態にします。

    pdlogopen -d spd -s b001 -g syncfg01

コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 9 コマンドリファレンス」を参照してください。

注意事項

上書きできる状態のファイルを予約に変更するとき,すべての上書きできる状態のファイルを予約に変更しないでください。上書きできる状態のファイルがないときにシンクポイントダンプが出力されると,HiRDB(HiRDB/パラレルサーバの場合はユニット)が異常終了します。したがって,上書きできる状態のファイルを一つ以上残した状態でシンクポイントダンプファイルの容量を変更してください。