2.5　OSログインユーザの簡易認証機能とは

OSログインユーザの簡易認証機能とは，HiRDBクライアントから，そのクライアントが動作するOSにログインしているユーザ名でHiRDBサーバに接続する機能です。また，OSログインユーザの簡易認証機能を使用するユーザを簡易認証ユーザといいます。OSログインユーザの簡易認証機能は，簡易認証ユーザとしてDBA権限，又はCONNECT権限を付与されたユーザが利用できます。OSログインユーザの簡易認証機能を使用した場合のHiRDBサーバへの接続時の流れを次の図に示します。

図2‒2　OSログインユーザの簡易認証機能を使用した際のHiRDBサーバへの接続時の流れ

なお，簡易認証ユーザに対しては，スキーマ定義権限の付与ができません。また，DBA権限保持者が簡易認証ユーザのスキーマを作成することもできません。OSログインユーザの簡易認証機能を使用する場合は，スキーマは簡易認証ユーザ以外のユーザで作成し，これらに対するアクセス権限を簡易認証ユーザに付与してください。簡易認証ユーザはスキーマを所有できないため，与えられたアクセス権限を使用して，簡易認証ユーザ以外が所有する表などのリソースにアクセスする運用となります。

〈この節の構成〉

• 2.5.1　OSログインユーザの簡易認証機能を使用するための準備

• 2.5.2　OSログインユーザの簡易認証機能によるHiRDBサーバへの接続方法

• 2.5.3　HiRDBのパスワード認証とOSログインユーザの簡易認証の適用条件

• 2.5.4　簡易認証ユーザに付与できる権限

• 2.5.5　OSログインユーザの簡易認証機能を使用する際の注意事項

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