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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


1.4.2 ユニット単位の終了方法

次の表に示すコマンドを実行すると,HiRDBをユニット単位に終了できます。

表1‒6 ユニット単位の終了方法

終了モード

入力コマンド

終了モードの説明

正常終了

pdstop -u

pdstop -x

このユニットに対するCONNECT要求を禁止し,このユニットに接続中のすべてのUAPを切り離した後にユニットを終了します。

ユティリティが実行中のため,pdstop -u又はpdstop -xコマンドを実行してもユニットを終了できない場合は,KFPS05070-Eメッセージが出力されます。pdstop -u又はpdstop -xコマンドはリターンコード8で終了します。

強制終了※1

pdstop -f -u

pdstop -f -x

このユニットで処理中のトランザクションの完了を待たずに,ユニットを直ちに終了します。処理中のトランザクションは,再開始時にロールバックの対象※2となります。

異常終了

何らかの異常によってユニットが終了する場合の終了モードです。このユニットで処理中のトランザクションの完了を待たずに,ユニットは直ちに終了します。処理中のトランザクションは,再開始時にロールバックの対象※2となります。

(凡例)−:該当しません。

注※1

強制終了する前に,必ず「計画停止,強制終了,又は異常終了したときの注意事項」を参照してください。

注※2

処理中のトランザクションは,再開始時にロールバックの対象となります。ただし,次に示す場合のトランザクションはロールバックの対象となりません。

  • データベース作成ユティリティ又はデータベース再編成ユティリティをログレスモードで実行している場合

  • ログレスモードでUAPを実行している場合

したがって,HiRDBを再開始した後に,HiRDB管理者がRDエリアをバックアップから回復するか,又はユティリティを再実行する必要があります。この場合のRDエリアの回復方法については,「データベースをバックアップ取得時点に回復する方法」を参照してください。