ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
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系切り替え後,IPアドレスを引き継ぐかどうかで,ネットワークの構成及び運用方法が異なります。それぞれの運用方法については,次に示す箇所を参照してください。
ここではネットワーク構成の違いについて説明します。
- 基本方針
- 基本的にIPアドレスを引き継ぐシステム構成にすることをお勧めします(マルチスタンバイ構成は,IPアドレスを引き継ぐシステム構成の場合だけ適用できます)。IPアドレスを引き継がないシステム構成にすると,IPアドレスを引き継ぐ場合に比べて運用方法が難しくなります。
- クラスタソフトウェアによってIPアドレスを引き継げる場合と引き継げない場合があります。各クラスタソフトウェアのマニュアルで確認してください。
- エイリアスIPアドレスを使用することをお勧めします。
- <この項の構成>
- (1) IPアドレスを引き継ぐ場合
- (2) IPアドレスを引き継がない場合
(1) IPアドレスを引き継ぐ場合
IPアドレスを引き継ぐには次に示す二つの方法があります。
- IPアドレスを切り替える
- LANアダプタを切り替える
エイリアスIPアドレスを使用してIPアドレスを切り替えます(一方を停止して,もう一方を起動します)。このとき,現用系と予備系とでIPアドレス及びホスト名を同じにしてください。IPアドレスを引き継ぐ場合のネットワーク構成例(IPアドレスを切り替える場合)を次の図に示します。
図26-25 IPアドレスを引き継ぐ場合のネットワーク構成例(IPアドレスを切り替える場合)
![[図データ]](FIGURE/ZU250100.GIF)
HiRDBが使用するLANアダプタのほかに保守用のLANアダプタを準備して,使用するLANアダプタを切り替えます(一方を停止して,もう一方を起動します)。このとき,現用系と予備系とでIPアドレス及びホスト名を同じにしてください。IPアドレスを引き継ぐ場合のネットワーク構成例(LANアダプタを切り替える場合)を次の図に示します。
図26-26 IPアドレスを引き継ぐ場合のネットワーク構成例(LANアダプタを切り替える場合)
![[図データ]](FIGURE/ZU250110.GIF)
(2) IPアドレスを引き継がない場合
IPアドレスを引き継がない場合は現用系と予備系とで異なるIPアドレス及びホスト名を設定します。したがって,HiRDBのシステム共通定義のpdunit -cオペランドに予備系のホスト名を指定する必要があります。
IPアドレスを引き継がない場合のネットワーク構成例を次の図に示します。
図26-27 IPアドレスを引き継がない場合のネットワーク構成例
![[図データ]](FIGURE/ZU250120.GIF)
- 注意事項
- HiRDB/シングルサーバの場合は,クライアント環境定義のPDHOSTオペランドに現用系及び予備系のホスト名を指定してください。
- システムマネジャのユニットがIPアドレスを引き継がない場合は,クライアント環境定義のPDHOSTオペランドに現用系及び予備系のホスト名を指定してください。フロントエンドサーバのユニットがIPアドレスを引き継がない場合は,クライアント環境定義のPDFESHOSTオペランドに現用系及び予備系のホスト名を指定してください。そうすれば,系が切り替わった後もPDHOST,PDFESHOSTオペランドの指定値を変更する必要はありません。
- PDHOSTオペランドに現用系及び予備系のホスト名を指定した場合,実行系が現用系から予備系に切り替わると,UAPは一度現用系(待機系)に接続を試みて失敗した後に予備系(実行系)に接続するため,UAPの接続処理時間がその分だけ長くなります。この問題を解決するには,クライアント接続用のホスト名をエイリアスIPアドレスで設定し,そのIPアドレスを引き継ぐようにしてください。この場合のホスト名の指定方法については,「26.2.3 IPアドレスを引き継ぐかどうかでのホスト名の運用方法の違い」を参照してください。
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