ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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21.5 データベースをほかのHiRDBシステムのバックアップから回復する方法

実行者 HiRDB管理者

バックアップを取得したHiRDBシステムと,回復しようとするHiRDBシステムの構成が同じ場合,pdcopyコマンドで取得したバックアップを使用して,ほかのHiRDBシステムでpdrstrコマンドを実行して,データベースを回復できます。これによって,サーバマシンにハードウェア障害が発生した場合でも,別のサーバマシンを使用してシステムを回復できます。

注※
構成が同じとは,次に示す項目が同じということです。
  • RDエリアを構成するHiRDBファイルのパス(シンボリックリンクでもよい)
  • HiRDBシステム定義
    (ただし,ホスト名称,ポート番号,及びHiRDB運用ディレクトリは,バックアップを取得したHiRDBシステムと回復しようとするHiRDBシステムとで異なってもよい)
  • HiRDBのバージョン
  • HiRDBの形名
 
注意
  • 回復する場合に使用するバックアップファイルには,データベースの整合性が取れている静止点でマスタディレクトリ用RDエリアを含むすべてのRDエリアが必要です。データベースを回復する場合も,マスタディレクトリ用RDエリアを含むすべてのRDエリアを回復する必要があります。
  • この方法では,バックアップ取得時点までの回復だけができます(システムログファイルを使用した回復はできません)。
  • バックアップを取得したHiRDBシステムにリスト用RDエリア,一時表用RDエリアがある場合,ほかのRDエリアの回復後にそれらのRDエリアを再初期化する必要があります。
  • 回復しようとするHiRDBシステムに既にデータが格納されている場合,回復することで,それらのデータが失われます。必要に応じて回復する前にバックアップを取得してください。
  • バックアップファイルから回復することで,スキーマや接続ユーザなどの各権限も回復されます。そのため,データベースからのデータ抽出やデータ検索は,回復後のスキーマで実行してください。
  • この方法でデータベースを回復する場合,処理を誤るとデータベースが破壊されるため,注意が必要です。例えば,回復するRDエリアが不足している場合など,データベース回復ユティリティ(pdrstr)は正常に終了しますが,データベースは不整合な状態になります。
<この節の構成>
21.5.1 例題(テスト環境のHiRDBシステムAで取得したバックアップを本番環境のHiRDBシステムBに移行)