ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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21.2.4 例題4(RDエリア単位に回復する場合:マスタディレクトリ用RDエリアを含む)

マスタディレクトリ用RDエリアを含む,複数のRDエリアをバックアップ取得時点に回復します。なお,処理対象のRDエリアだけではなく,関連のあるRDエリアについても同時に回復する必要があります。回復対象となるRDエリアについては,「6.3 同時にバックアップを取得する必要があるRDエリア」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 回復対象のRDエリアに関連のあるRDエリアを確認します
(2) pdstopコマンドでHiRDBを正常終了します
(3) pdstart -rコマンドでHiRDBを開始します
(4) pdrstrコマンドでRDエリア(関連するRDエリアも含む)を回復します
(5) pdstopコマンドでHiRDBを正常終了します
(6) pdstartコマンドでHiRDBを開始します

(1) 回復対象のRDエリアに関連のあるRDエリアを確認します

この操作は,ユーザ用RDエリア,及びユーザLOB用RDエリア(インナレプリカ機能を使用している場合は,ユーザ用RDエリアのオリジナルRDエリア,及びユーザLOB用RDエリアのオリジナルRDエリア)に対してだけ実行します。また,横分割表を定義している場合は,pdrdreflsコマンドの-tオプションを実行し,横分割表を構成するRDエリアを確認します。

回復対象のRDエリアが不足している場合は,追加します。

 
pdrdrefls -k chk -e org -c ref
-r rdarea01,rdarea02
 

(2) pdstopコマンドでHiRDBを正常終了します

 
pdstop
 

HiRDBを正常終了,又は計画停止する必要があります。既にHiRDBが異常終了している場合,又は正常終了できない状態の場合は,一度再開始したあとに,正常終了させてください。

正常終了させる理由は,データベース回復ユティリティで回復しないRDエリアに対する,ディレードリランによる回復を不要とするためです。

(3) pdstart -rコマンドでHiRDBを開始します

 
pdstart -r
 

(4) pdrstrコマンドでRDエリア(関連するRDエリアも含む)を回復します

回復するRDエリアと,それに関連するRDエリアを回復します。関連するRDエリアは,前回のバックアップ取得以降に実行した処理に応じて異なります。関連するRDエリアについては,「6.3 同時にバックアップを取得する必要があるRDエリア」を参照して確認してください。例えば,前回のバックアップ取得以降にCREATE TABLEを実行したときには,「表6-3 同時にバックアップを取得する必要があるRDエリア」のCREATE TABLEを参照してください。

 
pdrstr -m /rdarea/mast/mast01 -b /pdcopy/backup01 -r MASTER,DDIC,USER1,LOB11
 

〔説明〕
-m:マスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名称を指定します。
-b:バックアップファイル名を指定します。
-r:回復するRDエリア名を指定します。
  MASTER:マスタディレクトリ用RDエリア
  DDIC:データディクショナリ用RDエリア
  USER1:ユーザ用RDエリア(表を追加したRDエリア)
  LOB11:ユーザLOB用RDエリア(BLOB属性の列を格納するRDエリア)

(5) pdstopコマンドでHiRDBを正常終了します

 
pdstop
 

(6) pdstartコマンドでHiRDBを開始します

 
pdstart