ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
ハッシュ関数HASH0を使用して,JUTYU表に2011年5月〜9月の最新5か月のデータを保持している状態で,最も古い2011年5月の1か月分のデータをRDエリア単位に削除し,新しい2011年10月のデータを格納する例を説明します。
RDエリアを年月単位に循環させて割り当てる方法(マトリクス分割ではない場合)の例を次の図に示します。
図13-88 RDエリアを年月単位に循環させて割り当てる方法(マトリクス分割ではない場合)
CREATE TABLE JUTYU
(DNO CHAR(6), TCODE CHAR(5), SCODE CHAR(4), JDATE CHAR(8) NOT NULL)
FIX HASH HASH0 BY JDATE IN (RDA1,RDA2,RDA3,RDA4,RDA5)
次のどちらかの方法でRDエリア名を特定します。
(i) 表分割ハッシュ関数の実行
HiRDBが提供する表分割ハッシュ関数を使用して,削除対象の2011年5月のデータが格納されているRDエリア名を特定します。表分割ハッシュ関数の引数を次に示します。なお,表分割ハッシュ関数については,マニュアル「HiRDB Version 9 UAP開発ガイド」を参照してください。
| 項番 | 引数 | 指定値 |
|---|---|---|
| 1 | hashcode(ハッシュ関数コード) | p_rdb_HASH0(100) |
| 2 | ncol(分割キーの列数) | 1 |
| 3 | collst(分割キーの指定順序とデータ型コード,データ長コード) | データ型コード:PDSQL_CHAR データ長コード:8 |
| 4 | dadlst(分割キーに格納するデータ) | 項番3のデータ型の値 |
| 5 | ndiv(表の分割数) | 5 |
| 6 | ncspace(HiRDBサーバで使用する各国文字の全角空白文字) | ncspace[0]:0x81 ncspace[1]:0x40 |
| 7 | flags(空白変換レベル,DECIMAL型の符号正規化機能の使用有無) | 0 |
| 8 | rdno(分割条件指定順序,又は分割キー内通番) | なし |
上記の表分割ハッシュ関数を実行すると,分割条件指定順序としてrdno=1が返ってきます。
(ii) SQLの実行
表分割ハッシュ関数の結果を基に,次のSQLを実行し,RDエリア名を特定します。
SELECT RDAREA_NAME
FROM MASTER.SQL_DIV_TABLE
WHERE TABLE_SCHEMA='USER1' /* ユーザ名 */
AND TABLE_NAME='JUTYU' /* ハッシュ分割表名 */
AND DIV_NO=1 /* 分割条件指定順序 */
上記のSQLを実行すると,次に示すように削除対象のRDエリア名としてRDA1が返ってきます。
RDAREA_NAME ------------------------------ RDA1 |
(i) CREATE PUBLIC FUNCTIONの定義
ハッシュ関数HASH0の場合,次のSQLをあらかじめ定義しておくことでRDエリアを特定できます。
CREATE PUBLIC FUNCTION HASH0
(DIVKEY VARCHAR(8)※, /* ‘YYYYMMDD’ 又は ‘YYYYMM’ */
NDIV INT) /* 分割列数 */
RETURNS INT
BEGIN
DECLARE DIVDATE DATE;
SET DIVDATE = CASE LENGTH(DIVKEY)
WHEN 6 THEN DATE(SUBSTR(DIVKEY,1,6)||'01','YYYYMMDD')
ELSE DATE(DIVKEY,'YYYYMMDD')
END;
RETURN MOD(YEAR(DIVDATE)*12+MONTH(DIVDATE), NDIV)+1; /* 戻り値 */
END
END_FUNC;
(ii) SQLの実行
次のSQLで,2011年5月のデータがどこに入っているのかを検索します。
SELECT RDAREA_NAME
FROM MASTER.SQL_DIV_TABLE
WHERE TABLE_SCHEMA='USER1' /* ユーザ名 */
AND TABLE_NAME='JUTYU' /* ハッシュ分割表名 */
AND DIV_NO=HASH0('20110501',5); /* RDエリア定義順序 */
上記のSQLを実行すると,次に示すように削除対象のRDエリア名としてRDA1が返ってきます。
RDAREA_NAME ------------------------------ RDA1 |
pdhold -r RDA1 |
pdrorg -k unld -t JUTYU -r RDA1 unload_control_file |
unload bes1:/pdrorg/unload_file /* bes1:アンロードデータファイルがあるサーバの名称 */ /* /pdrorg/unload_file:アンロードデータファイルの名称 */
最も古い2011年5月のデータ(RDA1のデータ)を削除するため,0件のデータロードを実行します。
pdload -d JUTYU load_control_file |
source RDA1 bes1:/pdload/load_file /* RDA1:0件のデータをデータロードするRDエリアの名称 */ /* bes1:ロードする0件データファイルがあるサーバの名称 */ /* /pdload/load_file:ロードする0件データファイルの名称 */
分割表に,分割していない非分割インデクスを定義している場合,pdloadコマンド実行後に非分割インデクスを一括作成してください。
pdrels -r RDA1 |
コマンドの実行後,UAPなどで2011年10月のデータを挿入すると,RDA1にデータが格納されます。
なお,コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 9 コマンドリファレンス」を参照してください。
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