6.5.2 表の定義
表を構成する列のデータ型の違いによって,RDエリアに格納する単位が異なります。ここでは,社員No,文書データ(LOBデータ)及び抽象データ型「t_従業員」から構成される社員表の例について説明します。
なお,抽象データ型の列を含む表のうち,抽象データ型の列を除いた部分で構成される表を抽象データ型列構成基表といいます。
- 〔説明〕
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社員表をディスクA,Bのユーザ用RDエリアRDAREA01とRDAREA02に,社員表中の文書データ(LOB列)をユーザLOB用RDエリアLOBAREA01とLOBAREA02に,社員表中の抽象データ型(LOB属性)顔写真の列をユーザLOB用RDエリアLOBAREA03とLOBAREA04に分割して格納します。
(1) キーレンジ分割の場合
- 格納条件指定
CREATE TABLE 社員表 (社員番号 CHAR(6), 文書データ BLOB(64K) IN ((LOBAREA01),(LOBAREA02)), 従業員 t_従業員 ALLOCATE(顔写真 IN ((LOBAREA03),(LOBAREA04))) )IN ((RDAREA01)社員番号<=700000,(RDAREA02));
- 境界値指定
CREATE TABLE 社員表 (社員番号 CHAR(6), 文書データ BLOB(64K) IN ((LOBAREA01),(LOBAREA02)), 従業員 t_従業員 ALLOCATE(顔写真 IN ((LOBAREA03),(LOBAREA04))) )PARTITIONED BY 社員番号 IN ((RDAREA01)800000,(RDAREA02));
(2) フレキシブルハッシュ分割,FIXハッシュ分割の場合
CREATE TABLE 社員表 (社員番号 CHAR(6), 文書データ BLOB(64K) IN ((LOBAREA01),(LOBAREA02)), 従業員 t_従業員 ALLOCATE(顔写真 IN ((LOBAREA03),(LOBAREA04))) )[FIX]※ HASH HASH6 BY 社員番号 IN (RDAREA01,RDAREA02);
注※ FIXハッシュ分割の場合に指定します。