ペア論理ボリュームグループのテイクオーバを行います。ペア論理ボリュームグループのテイクオーバ(メイン→リモート)については,「13.2.3 ペア論理ボリュームグループのテイクオーバ(メイン→リモート)」を参照してください。
- 注意
- 保守作業としてメインサイトの日立ディスクアレイサブシステムを停止する場合や,メインサイト,リモートサイト間のTrueCopy経路を断線する場合は,テイクオーバしたあと,すべてのペア論理ボリュームグループをサスペンドするか,またはペア解除してください。サスペンドおよびペア解除は,RAID Managerのpairsplitコマンドで行います。pairsplitコマンドについては,RAID Managerのマニュアルを参照してください。
ペア論理ボリュームグループのサスペンドの例を次に示します。システム構成は次のとおりとします。
- HiRDB識別子:HRD1
- ユニット識別子:UNT1
- サーバ名:sds1
●システム定義の例
set pd_system_id = HRD1
set pd_rise_use = Y
set pd_rise_pairvolume_combination = syssync
set pd_rise_fence_level = data
pdunit -u UNT1 -x host1 -d "/opt/HiRDB_S"
pdstart -t SDS -s sds1 -u UNT1 |
●pairsplitコマンドの実行例(リモートサイトから実行)
pairsplit -g HRD1_sds1_LOG
pairsplit -g HRD1_UNT1_USTS
pairsplit -g HRD1_sds1_SSTS
pairsplit -g HRD1_sds1_SPD |