2.2.3 システム定義の指定

<この項の構成>
(1) 指定するオペランド
(2) 制限を受けるオペランド

(1) 指定するオペランド

リアルタイムSANレプリケーションを使用する場合に指定する必要があるオペランドを次の表に示します。

表2-3 指定する必要があるオペランド

オペランド名リアルタイムSANレプリケーションの処理方式
全同期方式全非同期方式ハイブリッド方式
pd_rise_useYYY
pd_rise_pairvolume_combinationsyncasynchybrid
pd_rise_fence_leveldataまたはnever省略dataまたはnever
pd_rise_disaster_mode省略省略normal
HORCMINSTRAID Managerのインスタンス番号

注※ 適用する保護モードを指定します。

(2) 制限を受けるオペランド

リアルタイムSANレプリケーションを使用する場合に制限を受けるオペランドを次の表に示します。これらの制限事項に違反した場合は,pdconfchkコマンドまたはHiRDBの開始時にKFPS01896-Eエラーとなります。

表2-4 制限を受けるシステム定義のオペランド

オペランド名制限事項
pd_mode_confMANUAL1またはMANUAL2を指定してください。
pd_dbsync_pointハイブリッド方式の場合,syncを指定するか,またはこのオペランドを省略してください。全同期方式および全非同期方式の場合,制限事項はありません。
pd_hostname省略できません。メインサイトまたはリモートサイトの標準ホスト名を指定してください。