ファイル区分がDBのペア論理ボリュームグループを含む,すべてのペア論理ボリュームグループをペア化します。ペア論理ボリュームグループのペア化は,RAID Managerのpaircreateコマンドで行います。このとき,業務サイトのボリュームがP-VOLになるようにします。paircreateコマンドについては,RAID Managerのマニュアルを参照してください。なお,すでにペア状態となっているペア論理ボリュームグループについては,この項の手順は必要ありません。
paircreateコマンド実行時に指定するフェンスレベル(-fオプションの値)は,保護モード(pd_rise_fence_levelオペランドの値)によって異なります。関係を次の表に示します。
表12-1 paircreateコマンド実行時に指定するフェンスレベル(ログ同期方式でのシステムログ適用化時)
リアルタイムSANレプリ ケーションの処理方式(pd_rise_pairvolume_ combinationオペランドの値) | 保護モード (pd_rise_fence_level オペランドの値) | ペア論理ボリューム グループ名 | フェンスレベル (paircreate コマンドの -fオプション の値) |
---|---|---|---|
syssync | data | aaaa_bb....bb_DB | data |
aaaa_bb....bb_LOG | |||
aaaa_cccc_USTS | |||
aaaa_bb....bb_SSTS | |||
aaaa_bb....bb_SPD | |||
never | aaaa_bb....bb_DB | never | |
aaaa_bb....bb_LOG | |||
aaaa_cccc_USTS | |||
aaaa_bb....bb_SSTS | |||
aaaa_bb....bb_SPD |
ペア論理ボリュームグループのペア化の例を次に示します。システム構成は次のとおりとします。
●システム定義の例
set pd_system_id = HRD1 |
●paircreateコマンドの実行例(業務サイトから実行)
paircreate -g HRD1_sds1_DB -f data -vl |