9.3.3 システム定義の設計

<この項の構成>
(1) 指定するオペランド
(2) 制限を受けるオペランド

(1) 指定するオペランド

ログ同期方式のリアルタイムSANレプリケーションを使用する場合に指定する必要があるオペランドを次の表に示します。

表9-2 指定する必要があるオペランド(ログ同期方式)

オペランド名指定値
pd_rise_useY
pd_rise_pairvolume_combinationsyssync
pd_rise_fence_leveldataまたはnever※1
HORCMINSTRAID Managerのインスタンス番号
pd_syssts_subfile_name_1~7副ユニットステータスファイルのファイル名※2
pd_sts_subfile_name_1~7副サーバステータスファイルのファイル名※2
pdlogadfg -d ssp副シンクポイントダンプファイルのグループ名※2
pdlogadpf -d ssp副シンクポイントダンプファイルグループのファイル名※2
注※1
適用する保護モードを指定します。
注※2
ログ適用サイトには,業務サイトで使用するすべてのステータスファイルおよびシンクポイントダンプファイルと対になる,副ステータスファイルおよび副シンクポイントダンプファイルを定義する必要があります。なお,業務サイトの場合は省略できます。副ステータスファイルおよび副シンクポイントダンプファイルを定義する場合の規則については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム定義」を参照してください。

(2) 制限を受けるオペランド

ログ同期方式のリアルタイムSANレプリケーションを使用する場合に制限を受けるオペランドを次の表に示します。これらの制限事項に違反した場合は,pdconfchkコマンドまたはHiRDBの開始時にKFPS01896-Eエラーとなります。

表9-3 制限を受けるシステム定義のオペランド(ログ同期方式)

オペランド名制限事項
pd_mode_confMANUAL1またはMANUAL2を指定してください。
pd_dbsync_pointsyncを指定するか,またはこのオペランドを省略してください。
pd_hostname省略できません。メインサイトまたはリモートサイトの標準ホスト名を指定してください。
pd_rise_disaster_mode省略してください。
pd_inner_replica_control省略してください。