10.2.5 業務サイトのリアルタイムSANレプリケーションの構成確認

業務サイトのリアルタイムSANレプリケーションの構成確認をします。

リアルタイムSANレプリケーションの構成確認は,pdrisechkコマンドで行います。なお,pdrisechkコマンドではチェックできない項目があります。コマンドでチェックできない項目については,HiRDB管理者がチェックをしてください。pdrisechkコマンドでのリアルタイムSANレプリケーションの構成確認可否を次の表に示します。

表10-3 pdrisechkコマンドでのリアルタイムSANレプリケーションの構成確認可否(業務サイトでの初期構築時)

項番チェック項目構成確認可否
1サイト状態が「業務」か
2ペア論理ボリュームグループがすべてあるか
3項番2のペア論理ボリュームグループのボリューム属性がP-VOLになっているか
4項番2のペア論理ボリュームグループのペアステータスがPAIRになっているか
5項番2のペア論理ボリュームグループのフェンスレベルが,「表10-1 paircreateコマンド実行時に指定するフェンスレベル(ログ同期方式でのシステム構築時)」で示す仕様に従っているか
6HiRDBファイルが「2.5.3(1)名称規則」の規則に従っていて,正しいペア論理ボリュームグループに配置されているか×
(凡例)
○:チェックできます。
△:チェックできます。ただし,ファイル区分がDBのペア論理ボリュームグループについてはチェックできません。
×:チェックできません。HiRDB管理者がチェックしてください。
注※
ファイル区分がDBのペア論理ボリュームグループについては,ボリューム属性がSMPLになっているかをチェックします。