HiRDBのpdmodコマンドでreplicate rdarea文を実行して,レプリカRDエリアを定義します。定義内容は,HiRDB(マスタディレクトリ用RDエリア,データディクショナリ用RDエリア)へ登録されます。ここでは,主に次の内容を定義します。
レプリカRDエリアに割り当てる世代番号には,「3.3.2 HiRDBファイルシステム領域の世代番号の登録」で登録した番号を指定します。レプリカRDエリアにグローバルバッファを割り当てるときには,「3.3.1(1)(b) グローバルバッファの割り当て」で定義した値を指定します。次に,replicate rdarea文の指定例およびpdmodコマンドの実行例を示します。
// レプリカRDエリアRD01_GN1用の指定
replicate rdarea RD01_GN1 globalbuffer gbufrp01
// レプリカRDエリア名をRD01_GN1とし,
// それに対してグローバルバッファgbufrp01
// (3.3.1(1)(b)で指定した値)を割り当てる指定
reproduce RD01
// オリジナルRDエリアRD01を指定
generation number 1;
// レプリカRDエリアRD01_GN1に割り当てる
// 世代番号:1(3.3.2で指定した値)を指定
// レプリカRDエリアRD02_GN1用の指定
replicate rdarea RD02_GN1 globalbuffer gbufrp02
reproduce RD02
generation number 1;
pdmod -a /usr/rep01
pdmodコマンドは,HiRDB管理者が,HiRDBの稼働中に実行します。複数のサーバマシンでHiRDBシステムを構成している場合,システムマネジャがあるサーバマシンで実行します。pdmodコマンドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。