4.2.2 制限事項

更新可能なオンライン再編成を実施する上での,制限事項について説明します。

<この項の構成>
(1) 更新可能なオンライン再編成を実施できない表
(2) 更新可能なオンライン再編成中に制限されるデータベース操作

(1) 更新可能なオンライン再編成を実施できない表

次のような表には,更新可能なオンライン再編成を実施できません。

(2) 更新可能なオンライン再編成中に制限されるデータベース操作

RDエリアが更新可能なオンライン再編成閉塞状態の場合,次の表のようにデータベース操作が制限されます。

表4-2 制限されるデータベース操作

データベース操作操作対象ごとの実行可否
オリジナル
RDエリア
レプリカ
RDエリア
CREATE TABLE文,CREATE INDEX文,DROP TABLE文,DROP INDEX文,DROP SCHEMA文,ALTER TABLE文××
ASSIGN LIST文,FETCH文,1行SELECT文,動的SELECT文,INESRT文,DELETE文,UPDATE文,代入文※1
PURGE TABLE文××
LOCK文※1
ログ取得モードがNOのUAP××
データロードユティリティ(pdload)ログ取得モード:ALL※2
ログ取得モード:NO,またはPARTIAL×
再編成ユティリティ(pdrorg)ログ取得モード:ALL×
ログ取得モード:NO,またはPARTIAL×
構成変更ユティリティ(pdmod)
(RDエリア再初期化,RDエリア拡張を除く)
××
リバランスユティリティ(pdrbal)××
最適化情報収集ユティリティ(pdgetcst)××
カレントRDエリア切り替えコマンド(pddbchg)××
LOB用RDエリア更新凍結コマンド(pddbfrz)××
(凡例)
○:実行できます。
×:実行できません。
注※1
クライアント環境定義で,オンライン再編成を使用するUAPを実行可能にする指定(PDDBORGUAP = YES)がある場合,実行できます。詳細については「4.4 オンライン業務と更新バッチ処理の同時実行」を参照してください。
注※2
作成モードおよび一括バッファでは実行できません。またBLOB列が定義されている表では実行できません。