2.3.2 SDBデータベース節の記述内容と構文規則
SDBデータベース節に記述する内容とその構文規則を説明します。
形式
SDB-DATABASE SECTION. SDB SDBデータベース名〔,SDBデータベース名〕… 〔RECORD NAME 埋込み変数〕 〔RECORD LENGTH 埋込み変数〕 .(終止符)
- SDB-DATABASE SECTION.
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SDBデータベース節の開始を宣言します。
SDB-DATABA SESECTION.は1行に記述してください。複数行にわたって記述した場合,SDBデータベース節として認識されません。
- SDB SDBデータベース名〔,SDBデータベース名〕…
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〜<識別子>((1〜30文字))
UAPがアクセスするSDBデータベースの名称を指定します。
SDBデータベース名は,最大64個指定できます。
- 注意事項
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SDBデータベース名に英小文字がある場合は,SDBデータベース名を引用符(")で囲んでください。引用符で囲まない場合,SDBデータベース名はすべて英大文字と見なされます。例えば,SDBデータベース名に「Database01」を指定した場合,「DATABASE01」を指定したと見なされます。
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SDBデータベース名がpdsdbcblコマンドの予約語に該当する場合は,SDBデータベース名を引用符(")で囲んでください。pdsdbcblコマンドの予約語は,pdsdbcblコマンドの機能拡張によって追加されることがあります。そのため,SDBデータベース名は予約語に該当しない場合でも,あらかじめ引用符で囲んでおくことを推奨します。
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SDBデータベース名の指定規則については,マニュアル「HiRDB Version 9 構造型データベース機能」の「HiRDB/SD定義ユティリティ(pdsdbdef)」の「名前の規則」を参照してください。
pdsdbcblコマンドの予約語については,マニュアル「HiRDB Version 9 構造型データベース機能」の「pdsdbcblコマンドの予約語」を参照してください。
- RECORD NAME 埋込み変数
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〜<識別子>((1〜30文字))
FETCH文またはFIND文で検索したレコードのレコード型名を受け取る埋込み変数を指定します。FETCH文またはFIND文で検索したレコードのレコード型名を受け取る場合にこのオプションを指定してください。
留意事項を次に示します。
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レコード型名が返されるのは,「SQLCODE≧0かつSQLCODE≠100」のときに限ります。「SQLCODE<0またはSQLCODE=100」の場合は,埋込み変数に空白が返されます。
SQLCODEについては,「2.7.2 SQLCODEの値と意味」を参照してください。
埋込み変数に付ける名前の規則については,マニュアル「COBOL85 言語」の「利用者語」を参照してください。
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- RECORD LENGTH 埋込み変数
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〜<識別子>((1〜30文字))
FETCH文,MODIFY文,またはSTORE文で操作したレコードのレコード長を受け取る埋込み変数を指定します。FETCH文,MODIFY文,またはSTORE文で操作したレコードのレコード長を受け取る場合にこのオプションを指定してください。
留意事項を次に示します。
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レコード長が返されるのは,「SQLCODE≧0かつSQLCODE≠100」のときに限ります。「SQLCODE<0またはSQLCODE=100」の場合は,埋込み変数に0が返されます。
SQLCODEについては,「2.7.2 SQLCODEの値と意味」を参照してください。
埋込み変数に付ける名前の規則については,マニュアル「COBOL85 言語」の「利用者語」を参照してください。
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- .(終止符)
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SDBデータベース節の終了を示す終止符を指定します。
- 注意事項
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SDBデータベース節は,主プログラム部分のデータ部に記述します。
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SDBデータベース節は,データ部のほかの節より先に記述してください。
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SDBデータベース節を記述した行に,ほかの命令を記述しないでください。
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SDBデータベース節は第8欄から第72欄までの間に記述してください。字句の途中で改行する場合は,COBOLの行のつなぎの規則に従ってください。SDBデータベース名を引用符で囲む場合は,COBOLの文字列定数の行のつなぎの規則に従ってください。
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