pdloginit(ログ関係のファイルの初期設定)
機能
HiRDBファイルシステムにログ関係の物理ファイルを作成し,稼働中のHiRDBで使用できるように初期設定をします。
実行者
HiRDB管理者が実行できます。
形式
HiRDB/シングルサーバの場合
pdloginit {-d sys 〔-s サーバ名〕 |
HiRDB/パラレルサーバの場合
pdloginit {-d sys -s サーバ名 〔-u ユニット識別子〕 |
オプション
初期設定をするログ関係のファイルを指定します。
ファイルグループに対応するサーバの名称を指定します。
初期設定をする物理ファイルの名称を絶対パス名で指定します。物理ファイル名は,HiRDBファイルシステム領域名/HiRDBファイル名で指定してください。HiRDBファイル名は,HiRDBファイルシステム領域内で重複しないようにしてください。既に初期設定されているHiRDBファイル名を指定すると,エラーとなります。また,HiRDBファイル名にplで始まる名称は指定できません。
初期設定をするHiRDBファイルのレコード数を指定します。なお,ここでいうレコードとは,HiRDBファイルシステム上の次に示すサイズの領域のことです。
システムログファイルとして初期設定するHiRDBファイルのレコード長を指定します。
このオプションは,システム定義変更前にシステムログファイルを作っておきたい場合や,レコード長を明示的に指定したい場合に指定します。
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を適用している場合,ファイル作成先のディスクがあるホストの,ユニット識別子を指定します。
該当するサーバが稼働中の場合,-uオプションの指定は無視されます。
次のどれかに該当する場合に-uオプションを指定すると,エラーとなります。
-uオプションの指定要否を次に示します。
サーバの状態 | ファイル作成先のディスクがあるホスト | -uオプションの指定 |
---|---|---|
稼働中 | 実行系バックエンドサーバがあるホスト | 省略できます。 |
停止中 | 現用系バックエンドサーバがあるホスト | |
上記以外のホスト | 必ず指定します。 |
pdchgconfコマンドでユニットの追加,又はサーバの追加をする場合に指定します。
ユニットの追加,又はサーバの追加をする場合に必要となる,システムログファイル又はシンクポイントダンプファイルの初期化をします。このオプションを指定した場合,サーバ名のチェックはしません。
このオプションを指定してpdloginitコマンドを実行する場合,作成するシステムログファイル又はシンクポイントダンプファイルがあるユニットで実行してください。
規則
注意事項
使用例
pdloginit -d sys ..........................1 |
pdloginit -d sys ..........................1 |
pdloginit -d spd ..........................1 |
pdloginit -d spd ..........................1 |