pddbls(RDエリアの状態表示)
機能
RDエリアの状態を表示します。
実行者
HiRDB管理者が実行できます。
形式
HiRDB/シングルサーバの場合
pddbls {{-r RDエリア名〔,RDエリア名〕…|-r ALL} |
HiRDB/パラレルサーバの場合
pddbls {{-r RDエリア名〔,RDエリア名〕…|-r ALL |
オプション
表示するRDエリア名を指定します。
すべてのRDエリアに関する情報を表示します。
サーバ内のすべてのRDエリアに関する情報を表示したい場合,表示するサーバ名を指定します。指定したサーバのすべてのRDエリアに関する情報を表示します。
指定できるサーバ数は最大128個です。129個以上指定すると,129個目以降のサーバは無視されます。
閉塞状態のRDエリアの情報だけを表示します。サーバ名を指定した場合,そのサーバの閉塞状態のRDエリアについてだけ,情報を表示します。省略した場合,指定したすべてのRDエリアの情報を表示します。
指定したRDエリアと同じオリジナルRDエリアを持つすべてのRDエリアの状態を表示します。
このオプションは,-bオプションとは同時に指定できません。また,-r ALL,又は-s サーバ名を指定する場合は,このオプションを指定してもしなくても,表示される情報は変わりません。
共用RDエリアの情報を表示する場合に指定します。
-rオプションに共用RDエリアを指定し,かつ-mオプションを指定した場合,全バックエンドサーバの該当するRDエリアのRDエリア情報と共用RDエリア情報を表示します。
DAT形式で情報を表示する場合に指定します。
-xオプション指定時に,ヘッダを付ける場合に指定します。
このオプションはインメモリデータ処理に関するオプションです。
-rオプションで指定したインメモリRDエリアに割り当てられたインメモリデータバッファの状態を表示します。
このオプションはインメモリデータ処理に関するオプションです。
-rオプションで指定したインメモリRDエリアについて,次に示す情報を表示します。
指定した世代番号のすべてのRDエリアの状態を表示します。このオプションは,インナレプリカ機能を使用している環境で,レプリカRDエリアが定義されているRDエリアの情報を表示したい場合に指定します。
このオプションは,-b,-oオプションとは同時に指定できません。
すべてのカレントRDエリアの状態を表示します。このオプションは,インナレプリカ機能を使用している環境で,レプリカRDエリアが定義されているRDエリアの情報を表示したい場合に指定します。
このオプションは,-b,-oオプションとは同時に指定できません。
規則
注意事項
出力形式
STATE OF RDAREA |
RDエリアの状態 | 意味 | セグメント情報 |
---|---|---|
CLOSE | クローズ | △ |
CLOSE HOLD | クローズ,障害閉塞中 | - |
CLOSE HOLD(RIS E) | クローズ,障害閉塞中(障害によるログ適用不可能状態) | - |
CLOSE HOLD(RIS L) | クローズ,障害閉塞中(ログレスモードのUAP,ユティリティの実行によるログ適用不可能状態) | - |
CLOSE HOLD(RIS M) | クローズ,障害閉塞中(pdmodによるログ適用不可能状態) | - |
CLOSE HOLD(INQ) | クローズ,参照可能コマンド閉塞中 | - |
CLOSE HOLD(CMD) | クローズ,コマンド閉塞中 | - |
CLOSE HOLD(BU) | クローズ,更新可能バックアップ閉塞中 | ○ |
CLOSE HOLD(BU I) | クローズ,参照可能バックアップ閉塞中 | ○ |
CLOSE HOLD(BU W) | クローズ,更新可能バックアップ閉塞中(WAITモード) | ○ |
CLOSE HOLD(BU IW) | クローズ,参照可能バックアップ閉塞中(更新WAITモード) | ○ |
CLOSE HOLD(SYNC) | クローズ,同期化閉塞中 | - |
CLOSE HOLD(ORG) | クローズ,オンライン再編成閉塞中 | - |
CLOSE ACCEPT-HOLD | クローズ,pdholdコマンド受け付け状態 | - |
HOLD | 障害閉塞中 | - |
HOLD(INQ) | 参照可能コマンド閉塞中 | ○※ |
HOLD(CMD) | コマンド閉塞中 | ○※ |
HOLD(BU) | 更新可能バックアップ閉塞中 | ○ |
HOLD(BU I) | 参照可能バックアップ閉塞中 | ○ |
HOLD(BU W) | 更新可能バックアップ閉塞中(WAITモード) | ○ |
HOLD(BU IW) | 参照可能バックアップ閉塞中(更新WAITモード) | ○ |
HOLD(SYNC) | 同期化閉塞中 | - |
HOLD(ORG) | オンライン再編成閉塞中 | ○ |
HOLD(RIS E) | 障害閉塞中(障害によるログ適用不可能状態) | - |
HOLD(RIS L) | 障害閉塞中(ログレスモードのUAP,ユティリティの実行によるログ適用不可能状態) | - |
HOLD(RIS M) | 障害閉塞中(pdmodによるログ適用不可能状態) | - |
ACCEPT-HOLD | pdholdコマンド受け付け状態 | ○※ |
OPEN | オープン | ○ |
リターンコード | 意味 | 対策方法 |
---|---|---|
01 | 該当するRDエリアが,情報を表示できない状態です。RDエリアの状態については,cc...cを参照してください。 | 該当しません。 |
02 | 該当するRDエリアは,ほかのトランザクションで占有されているため,情報を表示できない状態です。 | 占有しているトランザクションの実行完了後に,再度実行してください。 |
03 | 該当するRDエリアには,グローバルバッファが割り当てられていません。 | グローバルバッファを割り当てて,再度実行してください。 |
04 | HiRDBファイルアクセスで異常が発生しました。 | 対応するエラーメッセージが出力されるので,そのメッセージから対策方法を検討してください。 |
05 | 排他処理でエラーが発生しました。 | |
101 | RDエリアの種別が不正です。 | 該当するRDエリアに対して誤った運用をしていないか確認してください。誤りがない場合には,保守員に連絡してください。 |
表示される情報 | 説明 | |
---|---|---|
Y (SYNC) | このRDエリアはインメモリRDエリアになっています。 | インメモリデータバッファとインメモリRDエリアの同期が取れている状態(DB同期状態)です。 |
Y (ASYNC) | インメモリデータバッファとインメモリRDエリアの同期が取れていない状態(DB非同期状態)です。 | |
Y (OBST-MEM) | インメモリデータバッファに障害が発生している状態(バッファ障害状態)です。 | |
Y (OBST-DB) | インメモリRDエリアに障害が発生している状態(RDエリア障害状態)です。 | |
Y (OBST-ALL) | インメモリデータバッファとRDエリアの両方に障害が発生している状態(バッファ障害状態かつRDエリア障害状態)です。 | |
N | このRDエリアはインメモリRDエリアではありません。 |
"RDAREA","ID","STATUS","UNUSED_SEGMENT","TOTAL_SEGMENT","SERVER","TYPE","OPNMODE","ORIGINAL-RDAREA", |