(a) exectime=pdpgbfonの監視時間 ~<符号なし整数>((0~35791394))
pdpgbfonの実行時間を監視する場合に,その監視時間を分単位で指定します。
- <指定値の目安>
- このオペランドは,無応答障害の検知を目的とするもので,長時間トランザクションの実行時間を監視するものではありません。したがって,指定値は,該当する表の処理時間に余裕を持たせた値にする必要があります。例えば,7~8分程度で終了するpdpgbfonの実行時間を監視する場合は,exectime=10ではなく,exectime=20と指定してください。
- <規則>
- このオペランドを省略,又は0を指定した場合,実行時間の監視はしません。
- このオペランドの指定値は,システム定義のpd_utl_exec_timeオペランドの指定値よりも優先されます。exectimeオペランドとシステム定義のpd_utl_exec_timeオペランドとの関係を次の表に示します。
表12-4 exectimeオペランドとシステム定義のpd_utl_exec_timeオペランドとの関係(pdpgbfon)
exectimeオペランドの指定値 | システム定義のpd_utl_exec_timeオペランドの指定値 |
---|
省略又は0 | A |
---|
省略 | - | 指定値Aで監視 |
0 | - | - |
B | 指定値Bで監視 | 指定値Bで監視 |
- (凡例)
- -:実行時間の監視はしません。
- 指定時間以内にpdpgbfonの処理が終了しない場合,ユティリティのプロセスを強制終了し,無応答原因の調査用に障害情報を取得してください。なお,実行時間の監視対象は,実際にグローバルバッファにアクセス要求をするシングルサーバ(又はバックエンドサーバ)と,pdrorg用ユティリティサーバプロセス(0mrorg)であり,コマンドのプロセス(pdpgbfon及びpdrorg)に障害が発生した場合は強制終了できません。取得する障害情報については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム定義」のpd_utl_exec_timeオペランドを参照してください。