5.2.3 プラグインが提供する抽象データ型列がある表へのデータロード

プラグインが提供する抽象データ型がある表へのデータロードを次の図に示します。なお,ここではHiRDB Text Search Plug-inを例にして説明します。

図5-9 プラグインが提供する抽象データ型がある表へのデータロード

[図データ]

<この項の構成>
(1) 実行するコマンド
(2) 制御情報ファイル
(3) 入力データファイル
(4) 列構成情報ファイル

(1) 実行するコマンド

pdloadで指定しているオプションについて説明します。

-c column_file:
列構成情報ファイルのファイル名です。
薬品管理表:
データロードする表の,表識別子です。
control_file:
制御情報ファイルのファイル名です。
 

その他,省略しているオプションには次の仮定値が適用されます。

-d省略:追加モード
{-a|-b}省略:入力データファイルがDAT形式
-i省略:インデクス一括作成モード
-l省略:更新前ログ取得モード
-k省略:f(LOBパラメタのファイルを用意し,入力データファイル中にそのLOBパラメタのファイルのファイル名を記述)

(2) 制御情報ファイル

(a) source文

/usr/inputfileという名称の入力データファイルを指定しています。

(b) index文

/usr/idxfileという名称のインデクス情報ファイルを指定しています。

(c) lobdata文

/usr/lobdataという名称のLOBパラメタのファイルのディレクトリを指定しています。ここで指定したディレクトリ名と,入力データファイル中のLOBパラメタのファイル名を合わせて,絶対パス名となるようにします。

(3) 入力データファイル

この例では,入力データファイルはDAT形式で記述しています。

また,LOBパラメタのファイルは別に用意し,入力データファイル中にLOBパラメタのファイルの名称を記述しています。

(4) 列構成情報ファイル

column_fileという名称の列構成情報ファイルを指定しています。

薬品ID:
入力データファイルの1番目にあるデータの列名
取り扱い説明書:
入力データファイルの2番目にあるデータの列名
func=(SGMLTEXT,param=blob):
抽象データ型列へ格納する値を生成する,コンストラクタ関数の情報を指定します。
SGMLTEXT:コンストラクタ関数の名称
blob:コンストラクタ関数に渡す引数の型