- -b {バックアップファイル名〔,バックアップファイル名〕…|装置記号名〔,装置記号名〕|装置グループ名|オブジェクト名|ポリシー名}
バックアップファイルの名称を指定します。
- バックアップファイル名〔,バックアップファイル名〕…の場合:
- ~<パス名>((1023バイト以内))
- 通常ファイル名,MT装置名,又はHiRDBファイル名を指定します。
- 通常ファイル名,及びMT装置名の場合は同時に-k uを,HiRDBファイル名の場合は同時に-k iを指定してください。
- 装置記号名〔,装置記号名〕の場合:
- ~<識別子>
- EasyMTの装置記号名を指定します。このとき,同時に-k eを指定してください。
- 装置グループ名の場合:
- ~<識別子>
- MTguideの装置グループ名を指定します。このとき,同時に-k mを指定してください。
- オブジェクト名の場合:
- ~<識別子>
- JP1/OmniBack IIのオブジェクト名を指定します。このとき,同時に-k oを指定してください。
- ポリシー名の場合:
- ~<識別子>((128バイト以内))
- NetBackupのポリシー名を指定します。このとき,同時に-k nを指定してください。
- <規則>
- ホスト名を指定した場合,エラーとなります。
- 複数個にわたっているバックアップだけ複数同時に指定できます。複数個にわたっていないバックアップを複数同時に指定した場合は無視されます。また,複数個にわたっているバックアップを一つだけ指定した場合,-aオプションを指定しているときはエラー終了します。
バックアップファイルの種別を指定します。
- u:
- バックアップファイルが通常ファイル,又はMTのスペシャルファイルの場合に指定します。
- i:
- バックアップファイルがHiRDBファイルの場合に指定します。
- e:
- バックアップファイルがEasyMTを使用して取得している場合に指定します。
- m:
- バックアップファイルがMTguideを使用して取得している場合に指定します。
- o:
- バックアップファイルがJP1/OmniBack IIを使用して取得している場合に指定します。
- n:
- バックアップファイルがNetBackupを使用して取得している場合に指定します。
- -o バックアップ情報出力ファイル名 ~<パス名>((1023バイト以内))
バックアップファイルの情報をファイルに出力する場合に指定します。省略した場合,標準出力に出力します。
CSV形式で出力する場合に指定します。省略した場合,標準形式で出力します。
すべての情報を出力する場合に指定します。
省略した場合,HiRDB識別子,バックアップ取得モード,バックアップ取得時刻,及びログポイント情報ファイルの指定有無を出力します。
- -s 経過メッセージ出力間隔 ~<符号なし整数>((1~1024))
pdbkuplsコマンドの実行中に経過メッセージを出力する場合に指定します。経過メッセージ出力間隔には,バックアップファイルのデータ処理量をギガバイト単位で指定します。例えば,「-s 100」と指定した場合,100ギガバイト処理するごとに経過メッセージを出力します。
なお,このオプションは,-aオプションを指定しているときだけ有効となります。
データベース複写ユティリティ実行時に使用したJP1/OmniBack IIのバーリストファイル名を指定します。このオプションは,-k oのときだけ有効となります。
- <規則>
- バーリストファイルは,JP1/OmniBack IIのセルサーバがあるサーバマシンになければなりません。
- バーリストファイルがあるディレクトリは,/etc/opt/omni/barlists/streamとなります。このとき,バーリストファイル内の保護指定は無視されます。
- -U {バックアップ検索条件開始時刻,バックアップ検索条件終了時刻|,バックアップ検索条件終了時刻}
同一ポリシー名で取得したバックアップ中の,任意の時点で取得したバックアップを対象とする場合に指定します。このオプションは,NetBackup連携機能使用時(-k n指定時)に指定します。それ以外の場合に指定しても無効となります。
バックアップ検索条件開始時刻,及びバックアップ検索条件終了時刻の両方を指定した場合,指定した期間内での最新のバックアップが対象となります。バックアップ検索条件終了時刻だけを指定した場合,終了時刻時点でのバックアップが対象となります。
- <規則>
- このオプションを省略した場合,同一ポリシー名で取得したバックアップ中の最新のバックアップを使用します。
- バックアップの取得日時は,bpimagelistコマンド(-policyオプション指定)で参照できます。
- バックアップ検索条件開始時刻及びバックアップ検索条件終了時刻は,日付と時刻を_(アンダースコア)で結んで指定します。形式を次に示します。時刻を省略した場合,開始時刻は000000が,終了時刻は235959が仮定されます。
-U YYYYMMDD〔_hhmmss〕,YYYYMMDD〔_hhmmss〕 |
- YYYY:年 ~<符号なし整数>((1990~2037))
- 西暦で指定します。
- MM :月 ~<符号なし整数>((01~12))
- DD :日 ~<符号なし整数>((01~31))
- hh :時 ~<符号なし整数>((00~23))
- mm :分 ~<符号なし整数>((00~59))
- ss :秒 ~<符号なし整数>((00~59))
- 終了時刻だけを指定する場合は,コンマ(,)に続けて終了時刻を指定します。
- -E EasyMT用MT属性定義ファイル名 ~<パス名>((1023バイト以内))
EasyMT用のMT属性定義ファイルのファイル名を指定します。このオプションは,-k e又は-k mのときだけ有効となります。
- <規則>
- このファイルは,pdbkuplsコマンドを実行するサーバマシンに接続されていなければなりません。
- MT属性定義ファイル内の有効となる属性を次に示します。
buffno:入出力バッファ面数
magazin:MT装置割り当てパターン
job:業務名称
expire:満了日付
preserve:保存日数
ただし,-Bオプションを指定した場合,入出力バッファ面数については-Bオプションの指定が優先されます。
- このファイルの指定内容は,EasyMT実行時にチェックされます。
- -B EasyMT用入出力バッファ面数 ~<符号なし整数>((1~255))
MTの入出力に使用する入出力バッファの面数を指定します。このオプションは,-k e又は-k mのときだけ有効となります。
- <規則>
- 指定値を大きくすれば性能が向上しますが,その分メモリ所要量も大きくなります。
- -Eオプションと-Bオプションを共に省略した場合は,EasyMTの仮定値が仮定されます。
- -v ボリューム名〔,ボリューム名〕… ~<英数字>((6文字以内))
バックアップを取得したMTのボリューム名称を指定します。このオプションは,-k e又は-k mのときだけ有効となります。
- <規則>
- MTデッキにマウントされたボリュームが指定値と異なっている場合は,エラーとなります。
- 指定したボリュームの数よりバックアップに必要なボリュームが多い場合は,指定したボリューム数以降の名称はチェックされません。
- このオプションを省略した場合,ボリューム名称はチェックされません。
- ボリューム名を複数指定する場合は,-k mを指定する必要があります。このとき,ボリューム名は全体で重複しないようにしてください。
- -N EasyMTファイル名 ~<英数字>((17文字以内))
バックアップファイル取得時に付けたEasyMTファイル名を指定します。このオプションは,-k e又は-k mのときだけ有効となります。
- <規則>
- ここで指定したファイル名とバックアップファイルが対応していない場合,エラーとなります。
- バックアップファイルは,必ずマウントされたMTの先頭から(ファイル順序が1から)作成されていなければなりません。