pdstbegin(統計情報の出力開始)
機能
ホスト名で指定したサーバマシンにあるユニットの統計情報を,統計ログファイルに出力します。統計情報の出力を停止したい場合は,pdstendコマンドを実行します。
統計情報は,各ホストのpdstj1,又はpdstj2という名称の統計ログファイルに出力されます。
出力した統計情報は,統計解析ユティリティの入力となります。統計解析ユティリティについては,「14. 統計解析ユティリティ(pdstedit)」を参照してください。
実行者
HiRDB管理者が実行できます。
形式
HiRDB/シングルサーバの場合
pdstbegin 〔-k 統計情報種別〔,統計情報種別〕…〕 〔-m 時間間隔〕 |
HiRDB/パラレルサーバの場合
pdstbegin 〔-k 統計情報種別〔,統計情報種別〕…〕 〔-m 時間間隔〕 |
オプション
出力する統計情報の種別を指定します。
システムの稼働に関する統計情報(-k sys指定)を統計ログファイルに出力する場合,情報を出力する時間間隔を分単位で指定します。
統計情報を出力するホストのホスト名,又はユニットのユニット識別子を指定します。省略した場合,HiRDBシステム全体の統計情報を統計ログファイルに出力します。
どのサーバから統計情報を出力するかを指定します。省略した場合,サーバの種別によって出力する統計情報が異なります。出力する統計情報については,表2-27又は表2-28を参照してください。
規則
表2-27 出力される統計情報と-sオプションとの関係(HiRDB/シングルサーバの場合)
統計情報種別 | -sオプションで指定したサーバ(シングルサーバ) |
---|---|
sys | ○ |
uap | ○ |
sql | ○ |
sqh | ○ |
buf | ○ |
fil | ○ |
dfw | ○ |
idx | ○ |
sop | ○ |
dop | ○ |
pcd | ○ |
obj | × |
fsv | × |
hba | × |
表2-28 出力される統計情報と-sオプションとの関係(HiRDB/パラレルサーバの場合)
統計情報種別 | -sオプションで指定したサーバ | ||
---|---|---|---|
フロントエンドサーバ | ディクショナリサーバ | バックエンドサーバ | |
sys | ○ | ○ | ○ |
uap | ○ | × | × |
sql | ○ | × | × |
sqh | ○ | × | × |
buf | × | ○ | ○ |
fil | × | ○ | ○ |
dfw | × | ○ | ○ |
idx | × | ○ | ○ |
sop | ○ | × | × |
dop | ○ | × | × |
pcd | ○ | ○ | ○ |
obj | × | ○ | ○ |
fsv | × | × | ○ |
hba | × | × | ○ |
注意事項
図2-13 出力される統計情報と,pdstbegin,pdstendコマンドの入力との関係
サーバの種別 | サーバの状態 | 実行対象 |
---|---|---|
ホストBES | 実行中 | ○ |
待機中 | × | |
ゲストBES | 実行中 | ○ |
受け入れ可能状態 | × |