バイナリ形式の場合,入力データはデータベースへ格納される形式で記述します。記述方法を次に示します。
各データ型に対する列データ・パラメタの記述形式(バイナリ形式)を次の表に示します。なお,この表ではビッグエンディアンで表記しています。Linuxの場合はリトルエンディアンになります。
表5-29 各データ型に対する列データ・パラメタの記述形式(バイナリ形式)
データ型・パラメタ型 | 列データ記述形式 | |
---|---|---|
数データ | INTEGER,SMALLINT | ![]() |
DECIMAL(m,n) 1≦m≦38 0≦n≦38 m≧n | ![]() | |
FLOAT,SMALLFLT | ![]() | |
文字データ,各国文字データ,混在文字データ | CHARACTER(n),VARCHAR(n),MCHAR(n),MVARCHAR(n) | ![]() |
NCHAR(n),NVARCHAR(n) | ![]() | |
日付データ | DATE | ![]() |
日間隔データ | INTERVAL YEAR TO DAY | ![]() |
時刻データ | TIME | ![]() |
時間隔データ | INTERVAL HOUR TO SECOND | ![]() |
時刻印データ | TIMESTAMP(p) | ![]() |
BINARYデータ,BINARY属性データ | BINARY | ![]() |
XML型のBINARY属性パラメタ | ![]() | |
LOBデータ,LOB属性データ | BLOB | ![]() |
入力パラメタの記述方法を次に示します。
バイナリ形式のデータ記述例を次の図に示します。
図5-16 バイナリ形式のデータ記述例
-kオプションにvを指定した場合,LOBデータの入力ファイル名とLOBパラメタのデータは,入力データファイルに直接記述します。
この方法は,-kオプションにfを指定した場合に比べて,LOB入力ファイルの入出力時間が削減できます。
表定義:CREATE TABLE T1(C1 INTEGER,C2 SGMLTEXT,C3 DEC(7,0))
表定義:CREATE TABLE T2(C1 SGMLTEXT,C2 INTEGER,C3 SGMLTEXT)
表定義:CREATE TABLE T3(C1 INTEGER,C2 BLOB(100),C3 SGMLTEXT)
-k オプションにdを指定した場合,入力データファイルには,LOBデータ格納ファイル名称でなく,データそのものを記述します。
[行データ] [LOBパラメタデータ] [LOBデータ]
1 2 3
表定義:CREATE TABLE T1(C1 BLOB(100),C2 INTEGER);
表定義:CREATE TABLE T2(C1 BLOB(100),C2 INTEGER,C3 BLOB(100));
表定義:CREATE TABLE T3(C1 BLOB(100),C2 INTEGER,C3
SGMLTEXT,C4 BLOB(100));