スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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付録E.1 固定長ブロックテープでの作成方法

<この項の構成>
(1) 主な媒体
(2) ファイル名の例
(3) 概略
(4) 作成例

(1) 主な媒体

CMT,AT

(2) ファイル名の例

/dev/cmt00(内蔵CMT),/dev/sysdat(内蔵DAT)

(3) 概略

固定長ブロックテープは,1ブロック512バイトの整数倍の長さを持つテープです。管理情報を媒体上に持たないため,512バイトの整数倍のデータだけ扱えます。そのため,バイナリ形式は扱えません。

DAT形式ファイルは,最終ブロックの未使用部分を0x00でパディングする(0x00は通常のDAT形式ファイルでは出現しない)ことで,扱うこととします。

(4) 作成例

(a) 通常ファイル→固定長ブロックテープ

例えば,/etc/csh.loginというDAT形式ファイルがあり,これを/dev/cmt00というCMT内蔵テープにコピーする場合は,次のようにします。

 
dd if=/etc/csh.login of=/dev/cmt00 conv=sync
→5+1 入力レコード
→6+0 出力レコード

(凡例)→:システムの出力


(説明)
5+1は512バイトブロックを5個と512バイト未満のブロックを入力したという意味です。
6+0は512バイトブロックを6個出力したという意味です(最終ブロックは,0x00でパディングされます)。