スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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19.3.4 JP1/OmniBack IIを使用したバックアップからRDエリアを回復する場合

<この項の構成>
(1) バックアップ取得時点への回復
(2) 最新の状態への回復

(1) バックアップ取得時点への回復

全RDエリアをバックアップ取得時点に回復します。

 
pdrstr -m /hirdb/rdarea/mast/mast01 -b host01:backup001 -p /usr/hirdb/pdrstr/list/
list01 -k o -G DLT01 -a
 

〔説明〕
-m:マスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名称を指定します。
-b:バックアップファイル名(JP1/OmniBack IIのオブジェクト名)を指定します。
-p:データベース回復ユティリティの処理結果リストの出力ファイル名を指定します。
-k:バックアップファイルの種別を指定します。JP1/OmniBack IIのオブジェクトを使用するのでoを指定します。
-G:バーリストファイル名を指定します。
-a:全RDエリアを回復対象とする指定です。

(2) 最新の状態への回復

ユーザ用RDエリア(RDAREA01,RDAREA02)を最新の状態に回復します。

 
pdrstr -m /hirdb/rdarea/mast/mast01 -b host01:backup001 
-l /usr/hirdb/pdlogunld/unld01 -w /tmp/sortwork -p /usr/hirdb/pdrstr/list/list01 
-k o -G DLT01 -r RDAREA01,RDAREA02
 

〔説明〕
-m:マスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名称を指定します。
-b:バックアップファイル名(JP1/OmniBack IIのオブジェクト名)を指定します。
-l:アンロードログファイル名を指定します。バックアップの取得後にアンロードしたアンロードログファイル名を指定します。
-w:ソート用ワークディレクトリを指定します。
-p:データベース回復ユティリティの処理結果リストの出力ファイル名を指定します。
-k:バックアップファイルの種別を指定します。JP1/OmniBack IIのオブジェクトを使用するのでoを指定します。
-G:バーリストファイル名を指定します。
-r:回復対象のRDエリアを指定します。