スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)
最適化情報パラメタファイルの項目の指定方法を次の表に,MAX_VALUE及びMIN_VALUEの指定方法を表16-9に示します。また,最適化パラメタファイルの項目省略時,及び指定値省略時の設定値を表16-10に示します。
表16-8 最適化情報パラメタファイルの項目の指定方法
項目名 | 指定方法 | 指定最小値 | 指定最大値 | 単位 |
---|---|---|---|---|
NROWS | 正の整数を指定します。また,指数も指定できます。 | 0 | HiRDBでのFLOAT型の最大値 | 行 |
NPAGES | 0 | ページ | ||
INDEX | インデクス定義時の規則に従います。 | |||
NIPAGES | 正の整数を指定します。また,指数も指定できます。 | 1 | HiRDBでのFLOAT型の最大値 | ページ |
NLEVEL | 正の整数を指定します。 | 1 | HiRDBでのSMALLINT型の最大値 | 段 |
SEQ_RATIO | 0 | 100 | % | |
NENTRY | 正の整数を指定します。また,指数も指定できます。 | 0 | HiRDBでのFLOAT型の最大値 | 個 |
COLUMN | 表定義時の規則に従います。 | |||
NUNIQUE | 正の整数を指定します。また,指数も指定できます。 | 0 | HiRDBでのFLOAT型の最大値 | 個 |
NNULLS | 0 | 個 | ||
N_MAX_DUP_KEY | 0 | 個 | ||
N_MIN_DUP_KEY | 0 | 個 | ||
MAX_VALUE | − | |||
MIN_VALUE |
表16-9 MAX_VALUE及びMIN_VALUEの指定方法
COLUMNで指定した列のデータ型 | 指定方法 | 最小値,最大値 |
---|---|---|
INT | 数値を指定します。 | HiRDBでの各データ型の規則に従います。指定できるけた数の最大値は,HiRDBでの数定数の使用上の制限に従います。 |
SMALLINT | ||
[LARGE]DEC[IMAL] | ||
FLOAT又はDOBLE PRECISION | 数値を指定します。また,指数も指定できます。 | |
SMALLFLT又はREAL | ||
CHAR | 文字又は文字列を指定します。空白を含む場合,及び長さ0の文字列の場合は,引用符(")で囲んでください。 | 項目の名称を含めて,最適化情報パラメタファイルに1行以内で記述できます。ただし,最適化情報としては先頭16バイトを登録するため,17バイト目以降の文字列は切り捨てられます(引用符は含まれません)。 また,データ型がMCHAR又はMVARCHARの場合,指定した文字列の16,17バイト目が2バイトコードとなっているときには,17バイト以上の文字列を指定してください。 |
VARCHAR | ||
NCHAR | ||
NVARCHAR | ||
MCHAR | ||
MVARCHAR | ||
DATE | YYYY-MM-DDで指定します。 | HiRDBでの各データ型の規則に従います。 |
TIME | hh:mm:ssで指定します。 | |
INTERVAL YEAR TO DAY | (±)YYYYMMDD.で指定します。 | |
INTERVAL HOUR TO SECOND | (±)hhmmss.で指定します。 | |
TIMESTAMP | "YYYY-MM-DD△hh:mm:ss〔.nnnnnn〕" △:半角空白 小数部〔.nnnnnn〕は,定義に合わせて0,2,4,又は6けたの値を指定します。※1また,指定値は引用符で囲んでください。 |
|
BINARY | バイナリデータを16進表記※2で指定します。長さ0のデータを指定する場合は,X' 'と指定します。 | 最適化情報としては先頭の12バイト分のデータを登録します。13バイト以降は指定しても切り捨てられます。 |
定義けた数 | 入力データの小数秒部のけた数 | ||||
---|---|---|---|---|---|
0 | 2 | 4 | 6 | 0,2,4,及び6以外 | |
0 | そのまま格納します。 | 定義けた数以降を切り捨てます。 | エラー(KFPL31002-E) | ||
2 | 定義けた数まで0を埋めます。 | そのまま格納します。 | 定義けた数以降を切り捨てます。 | ||
4 | 定義けた数まで0を埋めます。 | そのまま格納します。 | 定義けた数以降を切り捨てます。 | ||
6 | 定義けた数まで0を埋めます。 | そのまま格納します。 |
表16-10 最適化パラメタファイルの項目省略時,及び指定値省略時の設定値
項目名 | 指定値 | 格納先のディクショナリ表名 | 格納先の列名 | 設定値 | 格納先のディクショナリ表の設定対象行 | |
---|---|---|---|---|---|---|
NROWS※ | あり | あり | SQL_TABLE_STATISTICS | N_ROW | NROWSの指定値 | -tオプションで指定した表 |
なし | ナル値 | |||||
なし | − | 更新前の設定値 | ||||
NPAGES | あり | あり | N_PAGE | NPAGESの指定値 | ||
なし | ナル値 | |||||
なし | − | 更新前の設定値 | ||||
NIPAGES | あり | あり | SQL_INDEX_STATISTICS | N_IXPG | NIPAGESの指定値 | INDEXで指定したインデクス |
なし | ナル値 | |||||
なし | − | 更新前の設定値 | ||||
NLEVEL | あり | あり | N_LEVEL | NLEVELの指定値 | ||
なし | ナル値 | |||||
なし | − | 更新前の設定値 | ||||
SEQ_RATIO | あり | あり | SEQ_RATIO | SEQ_RATIOの指定値 | ||
なし | ナル値 | |||||
なし | − | 更新前の設定値 | ||||
NENTRY | あり | あり | N_ENTRY | N_ENTRYの指定値 | ||
なし | ナル値 | |||||
なし | − | 更新前の設定値 | ||||
NUNIQUE | あり | あり | SQL_COLUMN_STATISTICS | N_UNIQUE | NUNIQUEの指定値 | COLUMNで指定した列 |
なし | ナル値 | |||||
なし | − | 更新前の設定値 | ||||
NNULLS※ | あり | あり | N_NULL | NNULLSの指定値 | ||
なし | ナル値 | |||||
なし | − | 更新前の設定値 | ||||
N_MAX_DUP_KEY | あり | あり | N_MAX_DUP_KEY | N_MAX_DUP_KEYの指定値 | ||
なし | ナル値 | |||||
なし | − | 更新前の設定値 | ||||
N_MIN_DUP_KEY | あり | あり | N_MIN_DUP_KEY | N_MIN_DUP_KEYの指定値 | ||
なし | ナル値 | |||||
なし | − | 更新前の設定値 | ||||
MAX_VALUE※ | あり | あり | RANGE_VALUES | MAX_VALUEの指定値 | ||
なし | ナル値 | |||||
なし | − | ナル値 | ||||
MIN_VALUE※ | あり | あり | MIN_VALUEの指定値 | |||
なし | ナル値 | |||||
なし | − | ナル値 |
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