スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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14.4.2 DAT形式ファイルの単位

DAT形式ファイルへ統計情報を出力する場合,統計情報ごとにファイルを作成します。ファイルはユーザが指定したディレクトリ下に作成します。DAT形式ファイルのファイル名称一覧を次の表に示します。

表14-5 DAT形式ファイルのファイル名称一覧

編集項目 出力単位 ファイル名称
システムの稼働に関する統計情報 ログ内1システム稼働情報 sys_DAT
UAPに関する統計情報 1UAP又は1サービス実行単位 uap_DAT
SQLに関する統計情報 1SQL実行単位 sql_DAT
グローバルバッファに関する統計情報 シンクポイントごと buf_DAT
データベース操作に関するHiRDBファイルの統計情報 シンクポイントごと fil_DAT
デファードライト処理に関する統計情報 デファードライト処理用並列WRITEプロセス起動ごと dfw_DAT
静的最適化に関する統計情報 1SQL前処理単位 sop_DAT
動的最適化に関する統計情報 1SQL内の1割り当てサーバ単位 dop_DAT
SQLオブジェクト実行に関する統計情報 1SQL並列単位 pcd_DAT
SQLオブジェクト転送に関する統計情報 1SQL並列単位 obj_DAT
SQL文の履歴に関する統計情報 1SQL実行単位 sqh_DAT
CONNECT/DISCONNECTに関する統計情報 CONNECT/DISCONNECT単位 cnc_DAT
外部サーバの稼働に関する統計情報 1トランザクション単位 fsv_DAT
外部サーバの利用状況に関する統計情報 1スレッド実行単位 hba_DAT

注1
各ファイルはファイル名が固定のため,ユーザ指定のディレクトリ下に既に同一名称のファイルがある場合は,上書きされる可能性があります。上書きを防ぐためには,既にあるファイル名称を変更するか,又は既にファイルを出力したディレクトリを指定しないように注意する必要があります。

注2
DAT形式ファイルには,2ギガバイトを超えるデータは格納できません。大量のシステムログファイルを使用する場合には,オプションの指定などで出力するデータを絞り込み,出力データが2ギガバイトを超えないようにしてください。

注3
システムの稼働に関する統計情報は列が多いため,そのままではExcelへの入力ができません。そのため,cutコマンドで不要な列を削除してから入力するようにしてください。
例を次に示します。
 
cut -d "," -f1-256 /tmp/sys_DAT > /tmp/sys_DAT.out