スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

[目次][索引][前へ][次へ]

10.7 エラー時の対処方法

  1. pdrbalのリターンコードが8の場合,エラーメッセージを参照して回復した後に,再度pdrbalを実行してください。
  2. pdrbal実行中にKFPL33003-Iメッセージ(STATUS=END)が出力された場合,表のリバランス処理は正常に終了しています。したがって,このメッセージ出力以降にエラーが発生してもpdrbalを再実行する必要はありません。
  3. 占有モードでのインデクス一括作成処理でエラー(リターンコード=8)となった場合,エラー要因を取り除いた後,エラーとなったインデクスのインデクス情報ファイルを使用してpdrorgのインデクスの一括作成(-k ixmk)を実行してください。その後,pdrbalを実行してください。
  4. pdrbal実行中にロールバックが発生した場合,ログ取得方式(-lオプション)によって対処方法が異なります。pdrbal実行中にロールバックが発生した場合の対処方法を次の表に示します。

    表10-13 pdrbal実行中にロールバックが発生した場合の対処方法

    ログ取得方式
    (-lオプション)
    pdrbalの処理内容
    リバランス インデクスの一括作成(占有モードの場合)
    a データベースの状態 ロールバックされた行データは移動していない状態です。ロールバック直前までの行データは移動完了しています。 インデクスは未完状態となります。
    対処方法 pdrbalを再実行してください。 pdrorgのインデクスの一括作成(-k ixmk)を実行してください。このとき,エラーとなったインデクス情報ファイルを使用してください。
    n データベースの状態 保証されません。 保証されません。
    対処方法 バックアップから回復した後,pdrbalを再実行してください。 該当するインデクス格納用RDエリアを再初期化して,pdrorgのインデクスの再作成(-k ixrc)を実行してください。