スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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8.13.6 LOBデータのリロード時

LOBデータのリロード処理時にエラーが発生したときのデータベースの状態とその回復方法を次の表に示します。

表8-50 LOBデータのリロード処理時にエラーが発生したときのデータベースの状態とその回復方法

-lオプション 区分 エラー発生直前の出力メッセージ
なし KFPL00721-I KFPL00712-I,KFPL00732-I KFPL00714-I,KFPL00734-I
LOBデータ削除 LOBデータリロード開始 LOBデータリロード完了
a又はp 状態 表,インデクス 実行前状態 LOB列構成基表再編成完了 LOB列構成基表再編成完了 表再編成完了
LOB列 実行前状態 LOB列再編成完了
回復 表,インデクス 不要 不要 不要 不要
LOB列 LOB列だけリロード再実行 LOB列だけリロード再実行 LOB列だけリロード再実行 不要
n 状態 表,インデクス ログレス閉塞 ログレス閉塞 ログレス閉塞 表再編成完了
LOB列 保証なし 保証なし 保証なし LOB列再編成完了
回復 表,インデクス DB回復後再実行 DB回復後再実行 DB回復後再実行 不要
LOB列 DB回復後再実行 DB回復後再実行 DB回復後再実行 不要

(凡例)

区分:
状態 エラー発生時のデータベースの状態
回復 回復方法

-jオプション指定なしでLOB列構成基表とLOB列を同時に再編成する場合,unload文とlobunld文を指定します。LOB列へのアンロード,リロード処理中にエラーが発生して再実行する場合は,LOB列構成基表の再編成処理は完了しているため,unload文は削除し,lobunld文だけにする必要があります。また,アンロード処理中の異常終了での再実行の場合は-k rorgのままでよいですが,リロード処理中の異常終了での再実行の場合は-k reldに変更する必要があります。

注※
ログレスモードの場合,LOB列へのリロード中に異常終了した場合でも,表(LOB列構成基表,LOB列,LOB属性の抽象データ型列,及びインデクス)をバックアップから回復した後,再度表の再編成をする必要があります。