スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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8.9.6 idxname文(インデクスの情報の記述)

インデクスの再作成,又はインデクスの再編成をするときに,インデクスの情報を指定します。

<適用基準>
インデクス単位にインデクスの再作成,又はインデクスの再編成をするときに指定します(インデクス格納RDエリア単位に処理する場合はindex文を指定します)。

<規則>
  1. idxname文はインデクス数分指定できます。ただし,name=*を指定した場合は,1文だけ指定できます。複数指定するとエラーになります。
  2. idxname文を使用すると,インデクスを構成するすべてのインデクス格納RDエリアが処理対象となります。そのため,index文で複数記述していたものが,idxname文だと1文だけ指定すればよい場合もあります。
  3. idxname文を指定し,かつidxwork文を省略した場合,インデクス情報ファイルを出力するディレクトリは,インデクス格納RDエリアがあるサーバの表8-40に示すディレクトリになります。
<この項の構成>
(1) 形式
(2) 説明
(3) オペランドと実行環境との関係

(1) 形式

 
 idxname name=インデクス識別子〔server=サーバ名〔,サーバ名〕…〕
 

(2) 説明

(a) name=インデクス識別子

インデクスのインデクス識別子を指定します。

インデクス識別子には,アスタリスク(*)も指定できます。*を指定した場合,表に定義しているすべてのインデクスを再作成します。

インデクス識別子を引用符('')で囲んだ場合は,英大文字と英小文字が区別されます。引用符で囲まない場合は,すべて英大文字として扱われます。また,インデクス識別子に空白が含まれている場合は,引用符で囲んでください。

(b) server=サーバ名

   〜<識別子>((1〜8))

サーバ名は,HiRDB/パラレルサーバの場合に指定します。

サーバ名を指定した場合,指定したサーバにあるインデクスだけを処理します。省略した場合は,すべてのサーバにあるインデクスを処理対象とします。

(3) オペランドと実行環境との関係

nameオペランド,及びserverオペランドと,実行環境との関係を次に示します。

nameオペランド serverオペランド 実行環境
HiRDB/シングルサーバ HiRDB/パラレルサーバ
インデクス識別子 サーバ名 該当しません。 指定したサーバの,指定したインデクスを構成する,すべてのインデクス格納RDエリアが対象となります。
省略 インデクスを構成する,すべてのインデクス格納RDエリアが対象となります。 すべてのサーバの,指定したインデクスを構成する,すべてのインデクス格納RDエリアが対象となります。
* サーバ名 該当しません。 指定したサーバの,表に定義されているすべてのインデクスを構成する,すべてのインデクス格納RDエリアが対象となります。
省略 表に定義されているインデクスを構成する,すべてのインデクス格納RDエリアが対象となります。 すべてのサーバの,表に定義されているすべてのインデクスを構成する,すべてのインデクス格納RDエリアが対象となります。