スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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8.9.3 mtguide文及びemtdef文(MTの情報の記述)

アンロードデータファイル,又はLOBデータのアンロードファイルとしてEasyMTを使用する場合に指定します。

mtguide文及びemtdef文は,unload文又はlobunld文の前に指定します。

EasyMT,及びMTguideについては,それぞれ次のマニュアルを参照してください。

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 説明
(3) 注意事項

(1) 形式

 
 mtguide {use|nouse}
 
 emtdef MT属性定義ファイル名
 

(2) 説明

(a) mtguide{use|nouse}

アンロードデータファイル,又はLOBデータのアンロードファイルとしてEasyMTを使用する場合,MTのマウント操作にMTguideを使用するかどうかを指定します。

use
MTguideを使用する場合に指定します。

nouse
MTguideを使用しない場合に指定します。
(b) emtdef MT属性定義ファイル名

   〜<パス名>

EasyMTのMT属性を定義したファイルの名称を指定します。このファイルに指定した次に示す項目が,EasyMTの処理で有効になります。

ただし,unload文,又はlobunld文中の記述で同じ項目を指定した場合は,その値を優先します。

【HiRDB/シングルサーバの場合】
MT属性定義ファイルは,シングルサーバのあるサーバマシンに作成してください。

【HiRDB/パラレルサーバの場合】
MT属性定義ファイルは,システムマネジャのあるサーバマシンに作成してください。

(3) 注意事項

EasyMTを使用する場合,アンロードで使用するMTはEasyMTのEmtInit関数,又はemtinitコマンドを使用して,事前にEasyMTラベル付きボリュームの形式で初期化しておく必要があります。

また,マルチボリュームMTを使用したい場合は,すべてのボリュームを初期化する必要があります。

なお,初期化のパラメタの設定方法には,次に示す方法があります。

設定方法 設定値
ボリューム属性定義テーブルに設定 EMTVOL_EL
MT属性定義ファイルに設定 voltype=EL