データベース再編成ユティリティ（pdrorg）は，表，及びインデクスのメンテナンスをするユティリティです。pdrorgの用途と機能を表8-1に，pdrorgの機能の概要を図8-1に示します。

表8-1　pdrorgの用途と機能

種別	用途	pdrorgの機能
		表の再編成	表のアンロード	表へのリロード	ディクショナリ表の再編成	インデクスの一括作成	インデクスの再作成	インデクスの再編成
表	表の格納効率をよくしたい場合（pddbstで確認）	○			○
	KFPH00212-Iメッセージ，又はKFPH22017-Iメッセージが出力された場合	○			○
	検索性能について期待した効果が得られなかった場合	○			○
	別表へデータを移行する場合		○	○
	表の分割条件を変更する場合		○	○
	アンロードデータを，pdloadの入力データファイルに使用したい場合，又はUAPで使用したい場合		○
	何らかの理由で，表の再編成をアンロードとリロードに分けて実行したい場合		○	○
インデクス	pdload，又はpdrorg実行時に-i nを指定してインデクスを作成した場合					○
	非横分割インデクスがある表に対して，pdloadでRDエリア単位にデータロードした場合，又はpdrorgでRDエリア単位に再編成，リロードした場合					○
	プラグインインデクスの遅延一括作成をする場合					○
	大量データの追加，削除，更新によって，インデクスの格納ページが使用中空きページとなっている場合，その使用中空きページを解放するとき						○※	○※
	pdmodでインデクスだけを格納したRDエリアを再初期化した場合，その初期化状態のRDエリアに格納されたインデクスを回復するとき						○
	EMPTY指定のCREATE INDEXを実行した場合，未作成状態となっているインデクスを作成するとき						○
	プラグインインデクスを再作成する場合						○
	pdload実行時に-i xを指定してインデクスを作成した場合						○

（凡例）

○：用途に該当するpdrorgの機能を示します。

注※

通常時はインデクスの再編成を実行してください。インデクスの再作成では表中のデータを検索しますが，インデクスの再編成では表中のデータを検索しません。したがって，インデクスの再編成の方が処理時間が短くなります。

図8-1　pdrorgの機能の概要

［説明］

表の再編成：1，及び2

表のアンロード：1

表へのリロード：2

ディクショナリ表の再編成：1，及び2

インデクスの一括作成：5

インデクスの再作成：3，及び5

インデクスの再編成：4，及び5