スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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7.14.1 機能

RDエリアの構成情報複写とは,インナレプリカ機能を使用している環境で,次のような条件でRDエリアを構成するHiRDBファイルの定義と実体が不一致になった場合に,実体と一致している構成情報を複写する機能です。

●前提条件
  1. RDエリアの構成情報複写をする場合,複写先のRDエリアはコマンド閉塞クローズ状態でなければなりません。複写先のRDエリアが共用RDエリアの場合,すべてのバックエンドサーバでコマンド閉塞クローズ状態でなければなりません。
  2. RDエリアの構成情報複写をする場合,RDエリアを構成するHiRDBファイル数は,最大RDエリア構成ファイル数(pd_max_file_no)を超えないようにしてください。超える場合は,pdchgconfコマンドでシステム共通定義を変更するか,又はHiRDBシステムを正常終了させてから,システム共通定義を変更する必要があります。
  3. 共用RDエリアの構成情報複写をする場合,そのRDエリアはすべてのバックエンドサーバで構成情報複写をしたものとしてカウントされます(構成情報複写をしていないバックエンドサーバも,構成情報複写をしたものとみなされます)。したがって,どれかのバックエンドサーバがRDエリアを構成するHiRDBファイルの最大数を超える場合,共用RDエリアの構成情報複写はできません。