スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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pdlogclsログ関係のファイルのクローズ

機能

指定したファイルグループを構成する,オープン中の物理ファイルをクローズし,稼働中のHiRDBで使用しないようにします。ただし,次のファイルグループを構成する物理ファイルはクローズできません。

実行者

HiRDB管理者が実行できます。

形式

HiRDB/シングルサーバの場合

 
 pdlogcls {-d {sys|spd} 〔-s サーバ名〕 -g ファイルグループ名 〔-a〕 〔-b〕
 

HiRDB/パラレルサーバの場合

 
 pdlogcls {-d {sys|spd} -s サーバ名 -g ファイルグループ名 〔-a〕 〔-b〕
 

オプション

クローズするログ関係のファイルを指定します。

sys
システムログファイル

spd
シンクポイントダンプファイル

ファイルグループに対応するサーバの名称を指定します。

クローズするファイルのファイルグループ名を指定します。

システムログファイル又はシンクポイントダンプファイルをクローズする場合,A系の物理ファイルをクローズ対象とするときに指定します。

システムログファイル又はシンクポイントダンプファイルをクローズする場合,B系の物理ファイルをクローズ対象とするときに指定します。二重化していない場合にこのオプションを指定すると,コマンドエラーとなります。

-aオプション及び-bオプションを省略した場合,次のようになります。

規則

  1. pdlogclsコマンドは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。
  2. pdlogclsコマンドは,シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。
  3. クローズ対象となる物理ファイルが,すべてクローズ済みのときは,警告メッセージ(KFPS01283-W又はKFPS02168-W)が出力されます。

注意事項

  1. pdlogclsコマンドのリターンコードを次に示します。
    0:正常終了
    4:異常終了
    8:異常終了(オプション指定不正,rsh失敗など)
  2. ログ関係のファイルのスワップ処理中,又はほかの運用コマンドの処理中にpdlogclsコマンドを実行すると,エラーになることがあります。
  3. pdlogclsコマンドの結果は,pdloglsコマンドで確認できます。
  4. システム定義のpd_log_remain_space_check=safe指定時,pdlogclsコマンドでシステムログファイルをクローズした場合に容量不足となるときは,KFPS01280-Eメッセージ(理由コード:712)を出力し,エラーとなります。この場合,システムログファイルの空き容量を増やした後,pdlogclsコマンドを再度実行してください。システムログファイルの空き容量監視機能の運用方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム運用ガイド」を参照してください。
  5. ログ同期方式のリアルタイムSANレプリケーションを適用している場合,コマンドを実行したサイトによってクローズ対象のファイルが異なります。
    • 業務サイトの場合
      システムログファイル,及び正シンクポイントダンプファイルをクローズ対象とします。副シンクポイントダンプファイルについてはクローズできません。
    • ログ適用サイトの場合
      副シンクポイントダンプファイルをクローズ対象とします。システムログファイル,及び正シンクポイントダンプファイルについてはクローズできません。