スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)
pdlodsv(インストールディレクトリの容量削減)
機能
次の機能を使用しない場合,HiRDBのインストールディレクトリから不要なロードモジュールを削除します。これによって,ディスク容量を削減できます。
- Javaストアドプロシジャ,Javaストアドファンクション
- ディレクトリサーバ連携機能
- HiRDB External Data Access機能
pdlodsvコマンドは,HP-UX 11.0(32ビットモードのPOSIXライブラリ版),Solaris(32ビットモードのPOSIXライブラリ版),及びAIX(32ビットモードのPOSIXライブラリ版)の場合に使用できます。
pdlodsvコマンドを実行すると,上記の機能は使用できなくなります。また,既に上記のどちらかの機能を使用している場合は,pdlodsvコマンドは実行できません。
実行者
形式
オプション
削除するロード種別を指定します。
省略した場合は,現在のインストールディレクトリの状態が表示されます。
- posix:
- POSIXライブラリ版のロードモジュールを削除します。次のディレクトリ及びファイルが削除されます。なお,POSIXライブラリ版のロードモジュールは,HP-UX 11.0(32ビットモード),Solaris(32ビットモード),及びAIX(32ビットモード)でpdsetup -lコマンドを実行した場合に作成されています。
種別 |
ディレクトリ |
ファイル |
HiRDB/シングルサーバ |
/opt/HiRDB_S/bin_r/
/opt/HiRDB_S/bin_nr/
/opt/HiRDB_S/lib_r/
/opt/HiRDB_S/lib_nr/ |
ディレクトリ下のすべてのファイル |
HiRDB/パラレルサーバ |
/opt/HiRDB_P/bin_r/
/opt/HiRDB_P/bin_nr/
/opt/HiRDB_P/lib_r/
/opt/HiRDB_P/lib_nr/ |
ディレクトリ下のすべてのファイル |
規則
- pdlodsvコマンドは,HiRDBの稼働に関係なく実行できます。ただし,pdsetupコマンド実行中は,実行しないでください。
- pdlodsvコマンドは,各サーバマシンで実行してください。
注意事項
- pdlodsvコマンド実行時のリターンコードは,0の場合は正常終了,1の場合は異常終了(使用者権限エラーなど),8の場合は異常終了(環境変数未設定),12の場合は異常終了(オプション指定不正,使用者権限エラーなど)となります。
- HiRDBを再インストールすると,容量削減の効果はなくなります。したがって,HiRDBを再インストールした場合は,必要に応じてpdlodsvコマンドを再度実行してください。
- pdlodsvコマンドを実行した場合,Javaストアドプロシジャ,Javaストアドファンクション,及びディレクトリサーバ連携機能は使用できなくなります。したがって,これらの機能を使用する場合,pdlodsvコマンドを実行しないでください。pdlodsvコマンド実行後に,上記の機能を使用する場合には,HiRDBを再インストールしてください。
出力形式
KIND STATUS
aa...a bb...b
|
- [説明]
- aa...a:
- ロード種別
- POSIX:POSIXライブラリ版のHiRDB
- bb...b:
- POSIXライブラリ版HiRDBでの機能の状態
- USE:
- この機能を使用しているため,削除できません。
- NOUSE:
- この機能は使用していません。
- REMOVED:
- この機能は,既にインストールディレクトリから削除されています。
- 注
- HP-UX 11.0(32ビットモード),Solaris(32ビットモード),及びAIX以外のHiRDBでpdlodsvコマンドを実行した場合,ヘッダ部分だけ出力されます。
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