スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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pddbadsetHiRDB External Data Access Adapterのセットアップ

機能

HiRDB External Data Access機能を使用する場合に,HiRDB External Data Access AdapterをHiRDBの環境にセットアップします。なお,外部のDBMSがHiRDB 5.0以降,又はXDM/RD E2の場合,HiRDB External Data Access AdapterはHiRDB External Data Accessに包括されています。

pddbadsetコマンドを実行すると,HiRDB環境下($PDDIR/adapter)に,インストールディレクトリ下のファイルがコピーされます。1回の実行で,一つのHiRDB External Data Access Adapterのセットアップができます。

また,セットアップ済みのHiRDB External Data Access Adapterのアンセットアップもできます。

pddbadsetコマンドは,HiRDB External Data Accessを組み込んでいる場合に使用できます。

実行者

HiRDB管理者が実行できます。

形式

 
 pddbadset {HiRDB External Data Access Adapter名 インストールディレクトリ名
 
       |-d HiRDB External Data Access Adapter名}
 

オプション

セットアップ済みのHiRDB External Data Access Adapterをアンセットアップする場合,そのアンセットアップするHiRDB External Data Access Adapter名を指定します。アンセットアップすると,HiRDB環境からHiRDB External Data Access Adapterの共用ライブラリが削除されます。

コマンド引数

セットアップするHiRDB External Data Access Adapter名を指定します。なお,既にHiRDB External Data Access Adapterがセットアップされているサーバマシンに対して,再度セットアップすると異常終了します。

hiv6:
DBMSがHiRDB又はXDM/RD E2の場合に指定します。なお,XDM/RD E2の場合,HiRDBクライアントからDBコネクションサーバを経由してXDM/RD E2に接続する,XDM/RD E2接続機能を利用します。

orav8:
DBMSがOracle 8iの場合に指定します。

orav9:
DBMSがOracle 9iの場合に指定します。

orav10:
DBMSがOracle 10gの場合に指定します。

db2udbv6:
DBMSがDB2の場合に指定します。なお,Solaris版,及びLinux版の場合は使用できません。

サーバマシンにインストールされている,HiRDB External Data Access Adapterのファイルがあるディレクトリ名を指定します。

規則

  1. pddbadsetコマンドは,HiRDBが停止中のときだけ実行できます。
  2. pddbadsetコマンドは,各サーバマシンで実行してください。

注意事項

  1. pddbadsetコマンドの実行結果は,コマンド実行時のリターンコードで確認できます。リターンコードが0の場合は正常終了,8の場合は異常終了となります。
  2. pddbadsetコマンドは,同じサーバマシンで同時に実行しないでください。
  3. pddbadsetコマンド実行時に$PDDIR/adapterディレクトリがない場合は,自動的に$PDDIR/adapterディレクトリが作成されます。