スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)
HiRDBの運用コマンド一覧を次の表に示します。
表1-1 運用コマンド一覧
運用コマンド | 内容 | 運用コマンドの実行者 | HiRDB稼働中での実行 | 実行するサーバマシン |
---|---|---|---|---|
pdacunlck | 連続認証失敗アカウントロック状態を解除します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdadmvr | HiRDBのバージョン情報を表示します。 | HiRDB管理者 | ◎ | 各サーバマシン |
pdaudatld | 監査証跡表の自動データロード機能を制御します。 | 監査人 | ○ | SDS又はMGR |
pdaudbegin | 監査証跡の取得を開始します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdaudend | 監査証跡の取得を停止します。 | HiRDB管理者 | ○※12 | SDS又はMGR |
pdaudrm | 監査証跡ファイルを削除します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdaudswap | 監査証跡ファイルをスワップします。 | 監査人 | ○ | SDS又はMGR |
pdbkupls | pdcopyで取得したバックアップファイルの情報を表示します。 | HiRDB管理者 | ◎ | バックアップファイルがあるホストのサーバマシン |
pdbufls | グローバルバッファの状態を表示します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdbufmod | HiRDB稼働中にグローバルバッファの追加,削除,又は変更をします。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdcancel | UAP又はユティリティの処理をするHiRDB側の処理プロセスを,UAP又はユティリティから強制的に切り離し,終了します。 | HiRDB管理者 | ○ | 任意のサーバマシン※5 |
pdcat | ステータスファイルの状態を表示します。 | − | ◎※2 | 任意のサーバマシン※6 |
メッセージログファイル中のメッセージの内容を表示します。 | − | ○ | 任意のサーバマシン※5 | |
pdcbl※1 | COBOL言語で記述したUAPのプリプロセスをします。 | − | ◎ | 任意のサーバマシン |
pdchgconf | HiRDBの稼働中に,システム定義を変更します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdchprc | サーバプロセスの常駐プロセス数と最大起動プロセス数を変更します。また,pdchprcコマンド実行時の常駐プロセス数,最大起動プロセス数を表示します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdclibsync | Cライブラリファイルを操作します。 | HiRDB管理者 | ◎ | 任意のサーバマシン |
pdclose | RDエリアをクローズします。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdclttrc | SQL実行中のクライアントの,SQLトレースを取得します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdcmt | グローバルトランザクションを構成しているトランザクションブランチが,トランザクションを決着できないときに,トランザクションをコミットします。 | HiRDB管理者 | ○ | 各サーバマシン※5 |
pdconfchk | HiRDBシステム定義の整合性についてチェックします。 | HiRDB管理者 | ◎ | SDS又はMGR |
pdcpp※1 | C言語で記述したUAPのプリプロセスをします。 | − | ◎ | 任意のサーバマシン |
pdcspool | トラブルシュート情報を削除します。 | HiRDB管理者 | ◎ | 各サーバマシン |
pddbadset | HiRDB External Data Access機能を使用する場合に,HiRDB External Data Access AdapterをHiRDBの環境にセットアップします。 | HiRDB管理者 | × | 各サーバマシン |
pddbchg | レプリカRDエリアのレプリカステータスを切り替えます。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pddbfrz | ユーザLOB用RDエリアを構成するHiRDBファイルで,データが満杯(ファイルの最終ページまで使用中)となったHiRDBファイルを,更新凍結状態にします。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pddbls | RDエリアの状態を表示します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pddefrev | 定義系SQLを生成します。 | DBA権限を持っているユーザ | ○ | SDS又はMGR |
pdfbkup | HiRDBファイルシステム領域のバックアップを取得します。 | HiRDB管理者 | ◎※14 | HiRDBファイルシステム領域があるサーバマシン |
pdffsck | HiRDBファイルシステム領域の不整合を検証し,不整合があれば修復をします。 | スーパユーザ,及びHiRDB管理者 | ◎※16 | HiRDBファイルシステム領域があるサーバマシン |
pdfgt | グローバルトランザクションを構成している各トランザクションブランチが,何らかの要因でトランザクションを終了できない場合に強制的にそのトランザクションを終了します。 | HiRDB管理者 | ○ | 各サーバマシン※5 |
pdfls | HiRDBファイルシステム領域内のHiRDBファイルの内容を表示します。 | − | ◎ | HiRDBファイルシステム領域があるサーバマシン |
pdfmkfs | ファイルをHiRDBファイルシステム領域用に初期設定します。 | HiRDB管理者 | ◎ | HiRDBファイルシステム領域があるサーバマシン |
pdfrm | HiRDBファイルシステム領域からHiRDBファイルを削除します。 | HiRDB管理者 | ◎※9 | HiRDBファイルシステム領域があるサーバマシン |
pdfrstr | バックアップの内容をHiRDBファイルシステム領域に格納します。 | HiRDB管理者 | × | HiRDBファイルシステム領域があるサーバマシン |
pdfstatfs | HiRDBファイルシステム領域の状態を表示します。 | − | ◎ | HiRDBファイルシステム領域があるサーバマシン |
pdgen | HiRDBの環境を,対話形式で構築します。 | HiRDB管理者 | ◎※10 | SDS又はMGR |
pdgeter | HiRDBシステムで障害が発生した場合,障害情報を指定したディレクトリ又はDATなどに出力できます。 | HiRDB管理者 | ◎ | 任意のサーバマシン※6 |
pdgrprfl | ディレクトリサーバ連携機能を使用する場合,HiRDBがメモリ上に保持しているユーザ,ロールの情報を,最新の状態に更新します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdhold | RDエリアを閉塞します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdinfoget | HiRDBシステムで障害が発生した場合,障害の原因を調査するために障害情報を取得します。また,取得する情報の容量見積もりをします。 | HiRDB管理者 | ◎ | 任意のサーバマシン |
pditvstop※11 | pditvtrcコマンドで起動したコマンドを停止します。 | − | ◎ | 任意のサーバマシン |
pditvtrc※11 | 指定したコマンドを,指定した秒間隔ごとに実行して,実行結果をファイルに出力します。 | − | ◎ | 任意のサーバマシン |
pdjarsync | JARファイルの登録,再登録,削除,又は一覧表示をします。 | HiRDB管理者 | ◎ | SDS又はMGR |
pdlistls | リスト定義情報を表示します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdlodsv | JavaTMストアドプロシジャ,Javaストアドファンクション,又はディレクトリサーバ連携機能を使用しない場合,HiRDBのインストールディレクトリから不要なロードモジュールを削除できます。 | スーパユーザ | ◎ | 各サーバマシン |
pdlogadpf | HiRDB稼働中に,HiRDBシステム定義で指定したファイルグループに物理ファイルを割り当てます。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdlogatul | 自動ログアンロード機能の再開始,中断,又は動作状態の表示をします。 | HiRDB管理者 | ◎ | SDS又はMGR |
pdlogchg | 指定したファイルグループを強制的にアンロード済み状態,又はHiRDB Datareplicatorの抽出完了状態にします。 | HiRDB管理者 | ◎※2 | SDS又はMGR |
pdlogcls | ファイルグループを構成するオープン中の物理ファイルをクローズし,稼働中のHiRDBで使用しないようにします。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdloginit | HiRDBファイルシステムにログ関係のファイルを作成し,HiRDBで使用できるように初期設定します。 | HiRDB管理者 | ◎※2 | SDS又はMGR |
pdlogls | ログ関係のファイルの情報を表示します。 | − | ◎※2※3 | SDS又はMGR |
pdlogopen | ファイルグループを構成するクローズ中の物理ファイルをオープンし,稼働中のHiRDBで使用できるようにします。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdlogrm | HiRDBファイルシステム下のログ関係のファイルを削除します。 | HiRDB管理者 | ◎※2 | SDS又はMGR |
pdlogswap | ログ関係のファイルをスワップします。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdlogsync | シンクポイントダンプを取得します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdlogucat | アンロードログファイルの情報を表示します。 | HiRDB管理者 | ◎ | アンロードログファイルがあるホストのサーバマシン |
pdlogunld | ファイルグループを出力先のファイルへアンロードし,ファイルグループをアンロード済み状態にします。 | HiRDB管理者 | ◎※2 | SDS又はMGR |
pdls | 次に示す状態を表示します。
|
−※13 | -d aud,ha,rpl,及びustの場合は◎,それ以外の場合は○ | -d ha,lck,svr,trn,ustの場合は任意のサーバマシン※5,それ以外の場合はSDS又はMGR |
pdmemdb | インメモリデータ処理に関する操作をします。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdmemsv | マルチHiRDB運用時に,メモリを削減できるようにします。 | スーパユーザ | × | SDS又はMGR |
pdobils | SQLオブジェクト用バッファに格納されているSQLオブジェクトの利用状況を表示します。 | HiRDB管理者 | ○ | 任意のサーバマシン |
pdobjconv | 64ビットモードのHiRDBへSQLオブジェクトを移行します。 | DBA権限を持っているユーザ | ○ | SDS又はMGR |
pdocb※1 | OOCOBOL言語で記述したUAPのプリプロセスをします。 | − | ◎ | 任意のサーバマシン |
pdocc※1 | C++言語で記述したUAPのプリプロセスをします。 | − | ◎ | 任意のサーバマシン |
pdopen | RDエリアをオープンします。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdopsetup | 付加PPの組み込み・取り外しをします。 | スーパユーザ | × | 各サーバマシン |
pdorbegin | オリジナルRDエリアとレプリカRDエリアを,オンライン再編成閉塞にします。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdorcheck | 更新可能なオンライン再編成の適用条件をチェックします。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdorchg | カレントRDエリアを,オンライン再編成閉塞のオリジナルRDエリアから,オンライン再編成閉塞のレプリカRDエリアに切り替えます。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdorcreate | オンライン再編成の追い付き反映の環境を作成します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdorend | オンライン再編成の追い付き反映をします。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdpfresh | 現在稼働中のサーバプロセスを終了させ,代わりに新しいサーバプロセスを開始します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdplgrgst | プラグインをHiRDBに登録・削除します。 | DBA権限を持っているユーザ | ○ | 任意のサーバマシン |
pdplgset | プラグインをHiRDB環境にセットアップします。 | HiRDB管理者 | × | 各サーバマシン |
pdprgcopy | 修正版HiRDBをHiRDB運用ディレクトリ下にコピーします。 | HiRDB管理者 | ◎ | SDS又はMGR |
pdprgrenew | 稼働中のHiRDBを,修正版HiRDBに入れ替えます。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdrbk | グローバルトランザクションを構成しているトランザクションブランチが,トランザクションを決着できないときに,トランザクションをロールバックします。 | HiRDB管理者 | ○ | 各サーバマシン※5 |
pdrdrefls | 関連するRDエリアの情報を表示します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdrels | RDエリアの閉塞状態を解除します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdrisechk | リアルタイムSANレプリケーションの構成確認をします。 | HiRDB管理者 | ◎ | SDS又はMGR |
pdrisedbto | ログ同期方式のリアルタイムSANレプリケーションで,ログ適用サイトを終了して,業務サイトからデータベースを引き継ぎます。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR(ログ適用サイト) |
pdriseset | ログ同期方式のリアルタイムSANレプリケーションで,コマンド実行側のサイト状態の設定,若しくは解除,又はサイト状態を表示します。 | HiRDB管理者 | ◎ | SDS又はMGR |
pdrpause | 中断されていたシステムの開始処理又は再開始処理を開始します。 | HiRDB管理者 | × | 各サーバマシン |
pdrplstart | HiRDB Datareplicator連携を開始します。 | HiRDB管理者 | ○※7 | SDS又はMGR |
pdrplstop | HiRDB Datareplicator連携を終了します。 | HiRDB管理者 | ○※8 | SDS又はMGR |
pdsetup | HiRDB運用ディレクトリ下のHiRDBシステムをOSに登録・削除します。 | スーパユーザ | × | 各サーバマシン |
pdstart | HiRDBシステムを開始します。 | HiRDB管理者 | × | SDS※4又はMGR |
ユニット又はサーバを開始します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR | |
pdstbegin | 統計ログファイルへの統計情報の出力を開始します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdstend | 統計ログファイルへの統計情報の出力を停止します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdstjswap | 統計ログファイルをスワップします。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdstjsync | 統計ログファイルに統計ログバッファの情報を出力します。 | HiRDB管理者 | ○※15 | 任意のサーバマシン |
pdstop | HiRDBシステム,ユニット,又はサーバを終了します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS※4又はMGR |
pdstscls | オープン状態のステータスファイルをクローズします。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdstsinit | ステータスファイル(論理ファイル)を構成する,物理ファイルを初期設定します。 | HiRDB管理者 | ◎※2 | SDS又はMGR |
pdstsopen | 初期設定したステータスファイル,又はクローズしたステータスファイルをオープンします。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdstsrm | ステータスファイルを削除します。 | HiRDB管理者 | ◎※2 | SDS又はMGR |
pdstsswap | ステータスファイルをスワップします。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdsvhostname | 指定したサーバのホスト名をDAT形式で表示します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdtrndec | 未決着のトランザクションがある場合,そのトランザクションを決着します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdtrnqing | バックエンドサーバに対するトランザクションキューイングの開始,又は解除をします。 | HiRDB管理者 | ○※17 | 任意のサーバマシン※5 |
pdusrchk | HiRDBに登録しているユーザが,ディレクトリサーバに登録されているかどうかをチェックします。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
pdvrup | HiRDBをバージョンアップしたときに,マスタディレクトリ用RDエリア及びデータディクショナリ用RDエリアを保守します。 | HiRDB管理者 | ○ | SDS又はMGR |
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