スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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変更内容

変更内容(3000-6-355-43) HiRDB Version 8 08-05,08-51

追加・変更内容 変更個所
リリースノートのマニュアル訂正を反映しました。

単なる誤字・脱字などはお断りなく訂正しました。


変更内容(3000-6-355-40) HiRDB Version 8 08-05

追加・変更内容
コマンドのオプションで指定するRDエリアについて,指定できる数,記述方法,および指定限界数を超えたときの動作を変更しました。
CSV形式で実行結果を出力できるコマンドを増やしました。
これに伴い,次のとおり変更しました。
  • 次のコマンドに-C,及び-Hオプションを追加しました。
    pdlogls【-d sys】,pdls【-d prc】,pdls【-d trn】,pdls【-d ust】
  • pddbstのRDエリア単位の状態解析(論理的解析)で-c,及び-hオプションを指定できるようにしました。
  • 次のコマンドに-x,及び-uオプションを追加しました。
    pdls【-d act】,pdls【-d lck】,pdls【-d mem】,pdls【-d org】,pdls【-d prc】,pdls【-d scd】,pdls【-d stj】,pdls【-d svr】,pdls【-d trn】
OSの時刻を変更する場合の説明を追加しました。
HiRDB/シングルサーバの場合,HiRDBサーバに対する最大同時接続数を3,000まで拡大しました。これによって,より多くのユーザがデータベースに同時にアクセスできるようになりました。
pd_large_file_useオペランドの省略値をNからYに変更しました。
システムログファイルの空き容量不足を検知した場合,HiRDBが自動的にシステムログファイルを拡張できるようにしました(システムログファイルの自動拡張機能)。
これに伴い,pdlogls【-d sys】に-Eオプションを追加しました。
ユニットの開始状態を表示できるようにしました。
これに伴い,pdls -d ustコマンドに-aオプションを追加しました。
ビュー定義,及びWITH句の導出問合せ中で,抽象データ型の指定,及びそれらのビューや問合せができるようになりました(プラグインが提供する抽象データ型を含みます)。
データベース中でデータを呼び出すごとに一連の整数値を返す順序数生成子を追加しました(自動採番機能)。
文字列データ型に文字集合UTF-16を指定できるようにしました。
これによって,UTF-16で作成された文字列データを,そのままの形式でデータベースに格納できるようになりました。
FLOAT型およびSMALLFLT型のデータをデータロードする場合,データ値をOSの制限値内に自動的に補正できるようにしました。
これに伴い,データベース作成ユティリティに-Fオプションを追加しました。
次に示すユティリティの,ファイルの入出力処理で使用するバッファサイズを指定できるようにしました。
  • pdload(入力データファイル,列単位LOB入力ファイル)
  • pdrorg(アンロードデータファイル,LOBデータのアンロードファイル)
  • pdcopyおよびpdrstr(バックアップファイル)
空きページ解放ユティリティ(pdreclaim)で使用中空きセグメントの解放を実行する場合,ほかのUAPも同時実行できるようにしました。
空きページ解放ユティリティ(pdreclaim)の処理結果に次の情報を追加しました。
  • グローバルバッファを使用してアクセスしたページ数
  • ページコンパクションをしたページ数

変更内容(3000-6-355-30) HiRDB Version 8 08-04

追加・変更内容
JP1/NETM/Auditと連携して,HiRDBが出力する監査証跡をJP1/NETM/Auditで一元管理できるようにしました。これによって,JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ユティリティ(pdaudput)を追加しました。
pdbuflsコマンド実行時の注意事項を追加しました。また,DAT形式で出力される情報を追加しました。
表をほかのHiRDBシステムに移行する場合,データベース再編成ユティリティ(pdrorg)とデータベース作成ユティリティ(pdload)を使用して,表定義情報と表データを同時に移行できるようにしました。これによって,データベース再編成ユティリティ(pdrorg)とデータベース作成ユティリティ(pdload)に-wオプションを追加しました。
pdflsコマンドで表示されるHiRDBファイルシステム領域の値を変更しました。
共用RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域の使用目的を"SDB"と区別して表示するようにしました。これによって,共用RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域を名称で区別するだけではなく,コマンドの表示結果でも判断できるようになりました。
RDエリアの自動増分に次の機能を追加しました。
  • 自動増分によってHiRDBファイルシステム領域サイズの上限を超える場合,HiRDBファイルシステム領域の上限を自動的に拡張するようにしました。
  • HiRDBファイルの使用率やエクステント数を監視して,警告メッセージを出力できるようにしました。
  • 増分する契機を指定できるようにしました。
リアルタイムSANレプリケーションのハイブリッド方式を適用した環境の場合に,RDエリアのバックアップ閉塞時,リモートサイトへのDB同期処理を削減することで,バックアップ閉塞コマンドの実行時間を短縮しました。これによって,オンライン業務の更新処理の際のバックアップ閉塞コマンドの実行で発生する待ち時間を短縮できます。
オンライン更新業務実行中に共用RDエリアのバックアップを取得できるようにしました。これによって,更新可能バックアップ閉塞時の制限を解除しました。
排他資源管理テーブル情報の出力内容の説明を変更しました。
接続ユーザ情報ファイルの出力情報の説明を変更しました。
ユーザLOB用RDエリアに対して,インメモリデータ処理を使用できるようにしました。これによって,全文検索インデクスの一括作成などに対してもインメモリデータ処理を適用できます。
FIX表を使用している場合,オンライン再編成の追い付き反映を行単位で処理するようにしました。
作成後のRDエリアの名称を変更できるようにしました。
HAモニタによるサーバモードの系切り替え機能を使用している場合,pdstart -r -tコマンドでHiRDBの開始と同時に共有リソースを活性化できるようにしました。
XML型の値を挿入または更新する場合,XML変換コマンドやXML変換ライブラリでXML文書をESIS-B形式に変換する必要がありましたが,XML文書を直接INSERT文やUPDATE文に指定して値を挿入できるようにしました。
ユティリティ実行時,ユティリティが出力する処理の実行状況を示すインフォメーションメッセージの出力を抑止できるようにしました。
インデクスの名称を変更できるようにしました。
制御情報ファイルにインデクスやBLOB列有無によって不要となる制御文を指定していても,エラーと扱わないようにしました。これによって,表単位に制御文を書き分ける個所を局所化できるため,制御文を共通化しやすくなります。
DECIMAL型の精度を拡張し,38けたまで定義できるようになりました。また,精度20けた以上のDECIMAL型の列にインデクスを定義できるようにしました。
ディクショナリ表の再編成時,リロード中にデータディクショナリ用RDエリアの容量不足が発生した場合,データベース再編成ユティリティを再実行することで対処できるようにしました。
ディクショナリ搬出入ユティリティ(pdexp)で,被参照表・参照表の関係に基づいて表の移行順序を自動的に並び替えるようにしました。これによって,ユーザは制御文に記述する被参照表・参照表の順序を意識する必要がなくなりました。
データベース状態解析ユティリティ(pddbst)で行う再編成時期予測の評価項目にインデクスの残存エントリ数による予測を追加しました。
これによって,コミットしていない削除データに排他を掛けるオプションを指定した場合に発生する,残存エントリ数が増加したインデクスに対して,適切な時期に再編成を指示できるようになりました。
ファイルへの書き込み回数および読み出し回数だけでなく,掛かった時間も出力できるようにしました。また,バッファリング回数を出力できるようにしました。
基本行を格納するセグメントと定義長256バイト以上のBINARY列のデータを格納するBINARY専用セグメントの情報を区別して表示するようにしました。
IN述語の右辺に指定する行値構成子の数(左辺の値と比較できる値の個数)を255から30,000に拡張しました。
データベース複写ユティリティ(pdcopy)で取得したバックアップファイルを使用して,ほかのHiRDBシステムでデータベースを回復できるようにしました。これによって,制限を解除しました。

変更内容(3000-6-355-20) HiRDB Version 8 08-03

追加・変更内容
RDエリア内の全データをメモリ常駐化できるインメモリデータ処理をサポートしました。この機能を使用すると,バッチ処理の処理時間を短縮できます。
C言語で作成するCストアドプロシジャ,およびCストアドファンクションを使用できるようにしました。
中国語漢字コード(GB18030)を使用できるようにしました。
Linux版HiRDBでキャラクタ型スペシャルファイル上にHiRDBファイルシステム領域を作成するときの制限(HiRDBファイルシステム領域の使用目的にWORK,SVRを指定できない制限)を解除しました。
オンライン再編成対象のデータ型にFREEWORD型を追加しました。
pdstjsyncコマンドに-mオプションを追加しました。-mオプションを指定すると,現在取得中のシステムの稼働に関する統計情報の統計ログファイルへの出力を抑止できます。
HiRDB/シングルサーバでトランザクションキューイングを適用できるようにしました。また,HiRDB/パラレルサーバの場合,次に示すユニットに対してトランザクションキューイングを適用できるようにしました。
  • フロントエンドサーバだけで構成されているユニット
  • システムマネジャとフロントエンドサーバだけで構成されているユニット
このサポートに伴い,新規トランザクションをエラーにしないで,スタンバイ型系切り替え機能および影響分散スタンバイレス型系切り替え機能の計画系切り替えが実行できるようになりました。
すべての利用者を示すPUBLICを所有者として定義するストアドルーチン(パブリックルーチン)を使用できるようにしました。これによって,UAP中からストアドルーチンを呼び出すときに,所有者の認可識別子を指定する必要がなくなりました。