系切り替え時のHiRDB(HiRDB/パラレルサーバの場合はユニット)の内部停止処理がサーバ障害監視時間を超えた場合に,HiRDBの内部停止処理を待たないで系を切り替えるかどうかを指定します。ここでいうサーバ障害監視時間とは,HAモニタ又はHitachi HA Toolkit Extensionのpatrolオペランドに指定した時間のことです。
HAモニタのpatrolオペランドについては,マニュアル「高信頼化システム監視機能 HAモニタ」を参照してください。Hitachi HA Toolkit Extensionのpatrolオペランドについては,マニュアル「Hitachi HA Toolkit」を参照してください。
HAモニタ又はHitachi HA Toolkit Extensionのswitchtypeオペランドにrestartを指定した場合は注意が必要です。pd_ha_switch_timeout = Y(省略値)を指定した場合,HiRDBの内部停止処理がサーバ障害監視時間を超えると,障害が発生した系でHiRDBを再開始しません。この場合,すぐに系を切り替えます。 HAモニタのswitchtypeオペランドについては,マニュアル「高信頼化システム監視機能 HAモニタ」を参照してください。Hitachi HA Toolkit Extensionのswitchtypeオペランドについては,マニュアル「Hitachi HA Toolkit」を参照してください。
このオペランドにnotwaitを指定する場合は,システム構成がある条件を満たしている必要があります。前提となるシステム構成については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム運用ガイド」を参照してください。
《指定値の目安》
システムマネジャユニットの系切り替えの失敗を防ぐ場合は,notwaitを指定してください。システムマネジャユニットの系切り替えに失敗するときの対処方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム運用ガイド」を参照してください。
167) pd_ha_transaction = error| queuing
トランザクションキューイング機能を使用するかどうかを指定します。また,系の切り替え中にHiRDBサーバへの接続数が最大同時接続数(pd_max_usersオペランドの値)を超えた場合の処理を指定します。トランザクションキューイング機能については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム運用ガイド」を参照してください。
このオペランドにqueuingを指定しても,クライアントごとにトランザクションキューイング機能を使用しないように変更できます。クライアントごとにトランザクションキューイング機能をキャンセルする場合は,クライアント環境定義のPDHATRNQUEUINGオペランドを指定してください。PDHATRNQUEUINGオペランドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。