修正版HiRDBへの入れ替え実行中にエラーが発生した場合,pdprgrenewコマンドは自動的に入れ替え前のHiRDBに戻してHiRDBを動作させようとします。エラー発生後に,コマンドがリターンコード12のKFPS04646-Iメッセージを出力して終了した場合,HiRDBを入れ替え前に戻す作業が失敗しています。そのため,標準エラー出力やsyslogfileに出力されたエラーメッセージとKFPS04647-Iメッセージを参照して対処してください。
修正版HiRDBへの入れ替え中にエラーが発生した場合の対処方法を次の図に示します。
図1-6 修正版HiRDBへの入れ替え中にエラーが発生した場合の対処方法
![[図データ]](figure/zu010045.gif)
- pdprgrenewコマンドがエラーになった要因を取り除いて,pdprgrenewコマンドを再度実行してください。
- HiRDBのサーバプロセスがあれば,pdstop -fコマンドでHiRDBを強制終了してからpdprgrenew -bコマンドを実行してください。HiRDBのサーバプロセスがなければ,pdprgrenew -bコマンドを実行してください。pdprgrenew -bコマンドを実行すると,回復処理として,入れ替え前のHiRDBで再開始しようとします。
また,HiRDBの終了処理失敗に関するエラーメッセージ及びアボートコードが表示されることがあります。メッセージの対処方法に従って,入れ替え前のHiRDBの稼働環境を確認し,対処してください。
- HiRDBのサーバプロセスがあれば,pdstop -fコマンドでHiRDBを強制終了してからpdprgrenew -bコマンドを実行してください。HiRDBのサーバプロセスがなければ,pdprgrenew -bコマンドを実行してください。pdprgrenew -bコマンドを実行すると,回復処理として,修正版HiRDBを入れ替え用ディレクトリに戻します。
また,HiRDBの開始処理失敗に関するエラーメッセージ及びアボートコードが表示されることがあります。入れ替え後の修正版HiRDBが動作するための環境に問題がある可能性があるので,表示されるメッセージに従って対処してください。