20.1.1 データベース作成ユティリティ(pdload)実行時のファイルの容量

データベース作成ユティリティ(pdload)で使用するファイルの容量の計算式を次に示します。

ファイルの種類容量の計算式(単位:バイト)
入力データファイルh×b
インデクス情報ファイルB-treeインデクスの場合
(d+y)×(b+e)+512
プラグインインデクスの場合
(12+q)×p+1024
 
この計算式は,1インデクス当たりの容量計算式です。インデクスが複数ある場合は,それぞれのインデクスに対して計算してください。
エラー情報ファイルk×f+s×200+m
エラー情報ファイル作成用一時ファイル次に示す条件の場合は,表格納RDエリアがあるサーバごとに,キー重複エラー数×8+プラグイン関数が検知したエラー件数×200の容量がワークファイル出力先ディレクトリに必要です。ワークファイル出力先ディレクトリについては,「2.3.2 ワークファイル出力先ディレクトリの作成」を参照してください。
  • HiRDB/シングルサーバでは,ユティリティ専用ユニットに入力ファイルがある場合
  • HiRDB/パラレルサーバでは,入力ファイルがあるサーバと表格納RDエリアがあるサーバが異なる場合
LOB入力ファイルLOB入力ファイルをEasyMT上の複数ファイルとして作成する場合
a
Σ(LOBデータ長i+400)
i=1
列単位LOB入力ファイルの場合
b
Σ(LOBデータ長+4)i
i=1
LOB中間ファイルb
Σ{
i=1
c
Σ(LOBファイル名称長ij+36)+24 }
j=1
+1024+c×84
エラーデータファイルMIN(f,g)×h
処理結果ファイル1500+表格納サーバ数×500
ワークファイル[4+2×R+2×r+4×I×R+{b÷(-mオプションに指定した経過メッセージ出力間隔の値)}]×200
ソート用ワークファイル条件1の場合
インデクス情報ファイルの容量+4×(b+e)
条件2の場合
{インデクス情報ファイルの容量+4×(b+e)}×2
 
  • 条件1
    sort文に指定したワークバッファサイズ≧Eのとき
  • 条件2
    sort文に指定したワークバッファサイズ<Eのとき
E:バッファサイズ
マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」の「データベース作成ユティリティ(pdload)」の「ソート用バッファサイズ」で求めたバッファサイズ
a:入力行数×LOB列数
b:入力行数(繰返し列の場合は入力行数×要素数)
c:LOB列数
d:インデクスのキー長
表17-5 インデクスのキー長一覧」を参照してください。ただし,可変長データの場合は単一列でも複数列として扱い,定義長の最大値で計算してください。
e:既存の行数(繰返し列の場合は既存行数×要素数)
f:エラーデータ件数
g:source文のerrdataオペランドで指定する出力行数
h:平均ソースレコード長
k:抽象データ型の列がある場合は300
ない場合は120
m:DAT形式,又はpdrorgで出力したバイナリ形式のファイルの場合は0
そのほかの場合は(入力ファイルの1行のレコード長×4)
p:インデクス格納RDエリアを初期化した場合は(b+e)
そのほかの場合はb
q:次に示す値
  • LOB用RDエリアに格納された抽象データ型の場合は27
  • 定義長255バイト以下の抽象データ型の場合は(キー長+2)
  • 定義長256バイト以上の抽象データ型の場合は2
代表的な抽象データ型の値を次に示します。
  • SGMLTEXT型の場合は27
  • FREEWORD,GEOMETRY,及びXML型の場合は2
r:LOB格納RDエリア数
s:サーバ数
y:キー構成列がすべて固定長の場合は10
キー構成列に可変長を含む場合は12
I:インデクス数
R:表,又はインデクスの分割RDエリア数
インデクス情報ファイル及びソート用ワークファイルの容量を算出するとき,インデクス構成列が繰返し列の場合はb及びeは行数ではなく,行数×要素数となります。
注※
-mオプションでインフォメーションメッセージ出力抑止レベルにlvl2を指定した場合に出力されます。