3.1.5 簡易セットアップツールを実行する前に確認すること
(1) UNIX版HiRDBに対して簡易セットアップツールを使用する場合
UNIX版HiRDBに対して簡易セットアップツールを実行する場合は,すべての接続先UNIXマシンでrsh及びrcpコマンドが使用できるようにしてください。その際,次に示すことを確認してください。
- Windows Vista Ultimate,Windows Vista Enterprise,又はWindows Server 2008で簡易セットアップツールを実行する場合は,Microsoftが提供するUNIXベースアプリケーション用サブシステム(SUA)を導入し,rsh及びrcpコマンドが使用できるようにしておいてください。また,SUA導入後,システム環境変数PATHにrsh及びrcpコマンド格納先ディレクトリ(標準導入時はC:¥Windows¥SUA¥bin)を設定してください。設定が不完全の場合,簡易セットアップツールが応答できなくなることがあります。
- 簡易セットアップツールはSUAのrsh及びrcpコマンドを連続して実行し,UNIX版HiRDBの環境設定を行います。その際,システムが予約しているポートを複数使用するため,ファイアウォールの設定を有効にしている場合は一時的に無効にしてください。UNIX版HiRDBの環境設定が完了してから,ファイアウォールの設定を戻してください。
(2) HiRDB/パラレルサーバに対して簡易セットアップツールを使用する場合
次に示すことを確認してください。
- ネットワーク形態は,単一ドメインの環境をお勧めします。
- 正常開始以外の開始モードで開始したサーバが一つ以上ある場合,HiRDBを一度正常終了してください。
(3) Windowsの設定について
Windowsのフォントサイズが規定のサイズ(96dpi)であることを確認してください。