5.9.3 例題2(HiRDB/パラレルサーバの場合)

次に示すRDエリア用のHiRDBファイルシステム領域に,データディクショナリLOB用RDエリアを作成します。

<この項の構成>
(1) 制御文ファイルの作成
(2) データベース構成変更ユティリティ(pdmod)の実行

(1) 制御文ファイルの作成

データベース構成変更ユティリティ(pdmod)の引数に指定する制御文ファイルを作成します。制御文ファイルを作成する場所は任意ですが,ここでは次に示すファイル名で作成することにします。

制御文ファイルの内容

create rdarea DICLOB01 for LOB used by HiRDB(SQL_ROUTINES)   1
   server name dic
   extension use 1000 segments
   file name "/rdarea05/diclob01"
       initial 10000 segments;
create rdarea DICLOB02 for LOB used by HiRDB(SQL_ROUTINES)   2
   server name dic
   extension use 1000 segments
   file name "/rdarea05/diclob02"
       initial 10000 segments;

〔説明〕
  1. データディクショナリLOB用RDエリア(DICLOB01)の定義
    DICLOB01は,定義ソース格納用のデータディクショナリLOB用RDエリアになります。最初に定義したデータディクショナリLOB用RDエリアが定義ソース格納用になります。データディクショナリLOB用RDエリアを管理するディクショナリサーバの名称(dic)を指定します。HiRDBファイルシステム領域にdiclob01というHiRDBファイルを作成します。HiRDBファイル内のセグメント数を10000とします。
    RDエリアの自動増分機能を使用します。増分量を1000セグメントとします。
  2. データディクショナリLOB用RDエリア(DICLOB02)の定義
    DICLOB02は,SQLオブジェクト格納用のデータディクショナリLOB用RDエリアになります。2番目に定義したデータディクショナリLOB用RDエリアがSQLオブジェクト格納用になります。データディクショナリLOB用RDエリアを管理するディクショナリサーバの名称(dic)を指定します。HiRDBファイルシステム領域にdiclob02というHiRDBファイルを作成します。HiRDBファイル内のセグメント数を10000とします。
    RDエリアの自動増分機能を使用します。増分量を1000セグメントとします。

(2) データベース構成変更ユティリティ(pdmod)の実行

コマンドの入力例

pdmod -a /usr/hirdb/pdmod03

〔説明〕
-a:(1)で作成した制御文ファイルのファイル名を指定します。