![[図データ]](figure/ga052040.gif)
- 〔説明〕
- 対象となるユニットを指定します。
- システムファイルに関する問い合わせです。ここで指定したキャラクタ型スペシャルファイル又は通常ファイルに,HiRDBは次に示すことをします。
このキャラクタ型スペシャルファイル又は通常ファイルをシステムファイル用のHiRDBファイルシステム領域として初期設定します。
このHiRDBファイルシステム領域にシステムファイルを作成します。
- RDエリアに関する問い合わせです。ここで指定したキャラクタ型スペシャルファイル又は通常ファイルに,HiRDBは次に示すことをします。
このキャラクタ型スペシャルファイル又は通常ファイルをRDエリア用のHiRDBファイルシステム領域として初期設定します。
このHiRDBファイルシステム領域には,システムジェネレータで作成するRDエリアを格納します。
(a) ユニット初期化画面の実行回数
ユニットの数だけ「ユニット初期化画面」を繰り返し実行します。
(b) システムファイルに関する問い合わせを指定するときの注意
- 通常はキャラクタ型スペシャルファイルを指定しますが,通常ファイルでもかまいません。信頼性が高いシステムを作成する場合は,キャラクタ型スペシャルファイルを指定してください。
- キャラクタ型スペシャルファイル又は通常ファイルは,別々のハードディスクにあるものを指定してください。
- キャラクタ型スペシャルファイル又は通常ファイルを1個しか準備しないと,システムログファイルを二重化できないため,信頼性の低いシステムとなります。2個以上準備するとシステムログファイルを二重化できます。なお,2個より3個準備した方が,より信頼性が高いシステムができます。システムログファイルの二重化については,「10.3.1 システムログファイルの設計」を参照してください。
- 指定するキャラクタ型スペシャルファイル又は通常ファイルの数によって,作成されるシステムファイルの構成が異なります。
- システムジェネレータで作成されるシステムファイルの容量を次の表に示します。
表4-3 システムジェネレータで作成されるシステムファイルの容量(HiRDB/パラレルサーバの場合)
システムファイルの種類 | ファイル1個当たりの容量 |
---|
ユニット用ステータスファイル | 200キロバイト |
サーバ用ステータスファイル | フロントエンドサーバ | 260キロバイト |
バックエンドサーバ又はディクショナリサーバ | 3480キロバイト |
シンクポイントダンプファイル | フロントエンドサーバ | 120+(40×最大ユーザ数)キロバイト |
バックエンドサーバ又はディクショナリサーバ | 380+(80×最大ユーザ数)キロバイト |
システムログファイル | フロントエンドサーバ | 1メガバイト |
ディクショナリサーバ | 2メガバイト |
バックエンドサーバ | 「ログオプションメニュー画面」の「3:Size of log files」で指定した容量(単位:メガバイト)になります。 省略した場合は,↑(データベース更新量+1)×1.5↑メガバイトになります。データベース更新量は,「メインメニュー画面」の「5:Database update size per day」で指定した容量です。 |
- キャラクタ型スペシャルファイルを3個準備した場合
- 3個指定すると,HiRDBは次の図に示すようにシステムファイルを作成します。
図4-4 HiRDBが作成するシステムファイルの構成(3個指定した場合)
![[図データ]](figure/zu030040.gif)
- 〔説明〕
- これはシステムログファイル及びシンクポイントダンプファイルを二重化したときの構成です。
- システムログファイルは6世代作成されます。
一つのシステムログファイルの容量はほぼ1日分に相当しているため,3日分のシステムログファイルを保有できる構成となります。
- シンクポイントダンプファイルは3世代作成されます。
- ステータスファイルは3世代作成されます。
- キャラクタ型スペシャルファイルを2個準備した場合
- 2個指定すると,HiRDBは次の図に示すようにシステムファイルを作成します。
図4-5 HiRDBが作成するシステムファイルの構成(2個指定した場合)
![[図データ]](figure/zu030050.gif)
- 〔説明〕
- これはシステムログファイル及びシンクポイントダンプファイルを二重化したときの構成です。
- システムログファイルは6世代作成されます。
一つのシステムログファイルの容量はほぼ1日分に相当しているため,3日分のシステムログファイルを保有できる構成となります。
- シンクポイントダンプファイルは3世代作成されます。
- ステータスファイルは2世代作成されます。
- キャラクタ型スペシャルファイルを1個準備した場合
- 1個指定すると,HiRDBは次の図に示すようにシステムファイルを作成します。
図4-6 HiRDBが作成するシステムファイルの構成(1個指定した場合)
![[図データ]](figure/zu030060.gif)
- 〔説明〕
- HiRDBファイルシステム領域が一つのため,システムログファイル及びシンクポイントダンプファイルは二重化されません。
- システムログファイルは6世代作成されます。
一つのシステムログファイルの容量はほぼ1日分に相当しているため,3日分のシステムログファイルを保有できる構成となります。
- シンクポイントダンプファイルは3世代作成されます。
- ステータスファイルは2世代作成されます。
(c) RDエリアに関する問い合わせを指定するときの注意
システムジェネレータを実行すると,RDエリア作成時のパラメタ(データベース初期設定ユティリティ(pdinit)のオペランド)が,$PDDIR/conf下に作成されます。
![[図データ]](figure/ga052050.gif)
〔説明〕
追加するRDエリアの情報を指定します。この画面で追加できるRDエリアは次のとおりです。
- ユーザ用RDエリア
- ユーザLOB用RDエリア
- リスト用RDエリア
なお,システムジェネレータを実行すると,RDエリア作成時のパラメタ(データベース初期設定ユティリティ(pdinit)のオペランド)が,$PDDIR/conf下に作成されます。
(a) RDエリア追加画面の実行回数
追加するRDエリアの数だけ「RDエリア追加画面」を繰り返し実行します。
(b) ディクショナリサーバを作成したユニットにRDエリアを追加するときの注意
「RDエリア追加画面」で追加したRDエリアは,「ユニット初期化画面」で初期設定したRDエリア用のHiRDBファイルシステム領域に格納されます。その結果,ディクショナリサーバを作成したユニットでは,システム用RDエリアとユーザ用RDエリア(ユーザLOB用RDエリア又はリスト用RDエリア)が同じHiRDBファイルシステム領域に格納されます。
したがって,システム用RDエリアとユーザ用RDエリアを別々のHiRDBファイルシステム領域に格納する場合は,「RDエリア追加画面」でRDエリアを追加しないで,pdfmkfsコマンドで別のHiRDBファイルシステム領域を初期設定し,その後データベース構成変更ユティリティ(pdmod)でRDエリアを追加してください。