6.8.3 プリフェッチ機能
ディスク上の表データはグローバルバッファ(又はローカルバッファ)上に1ページごとに読み込まれます。この読み込みを1ページではなく,複数のページを一括して読み込むこともできます。これをプリフェッチ機能といいます。プリフェッチ機能を使用すると,ディスク上の表データとグローバルバッファ(又はローカルバッファ)との間の入出力回数を削減できます。
- <この項の構成>
- (1) プリフェッチ機能の適用基準
- (2) プリフェッチ機能の指定
(1) プリフェッチ機能の適用基準
プリフェッチ機能は次に示す条件を満たすほど有効になります。
- アクセスデータがキャラクタ型スペシャルファイル上にある
- 大量検索を行う
- 次に示すSQL文を実行する
- インデクスを使用しないSELECT,UPDATE,及びDELETE文
- インデクス又はクラスタキーを使用した昇順検索※を行うSELECT,UPDATE,又はDELETE文(ただし,=条件,IN条件を除く)
- 注※ 複数列インデクスの場合はインデクス定義で指定した順序になります。
(2) プリフェッチ機能の指定
- グローバルバッファの場合
- プリフェッチ機能を使用するにはpdbufferオペランドの-mオプションに1以上を指定します。また,一括して入力するページ数は,pdbufferオペランドの-pオプションに指定します。pdbufferオペランドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 システム定義」を参照してください。
- ローカルバッファの場合
- プリフェッチ機能を使用するには,pdlbufferオペランドの-pオプションに一括して入力するページ数を指定します。pdlbufferオペランドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 システム定義」を参照してください。